ドラマ30家族善哉第二十四話

TBS系。ドラマ30「家族善哉」。第二十四話(第五週)。
原作:島村洋子(『家族善哉』講談社文庫)。脚本:西井史子。音楽:中村竜哉。主題歌:「Step by Step」東方神起rhythm zone)。制作:藪内広之。プロデューサー:芝野昌之&亀井弘明&中村雅人&藤井裕也。制作協力:MBS企画。製作:MBS毎日放送)。演出:芝野昌之(MBS)。
上沢貢(中村優一)と高千穂瑛子(寺田有希)と宮本紗弥加(古田ひろこ)は毎日、石井咲子(竹内都子)の家に通っていた。石井美佐緒(赤松悠実)と石井新哉(窪田正孝)は嬉しそうだったが、それ以上に楽しそうだったのは石井紘太郎(嶋大輔)。彼にとっては毎日が祭。そんな或る夜。上機嫌の紘太郎は「好青年」上沢貢に唐突に「君は好きな人いるのか?」と訊ねた。突然の質問に上沢貢は戸惑い、咲子や美佐緒が慌てていたところ、紘太郎は高千穂瑛子=「マドンナ」目当てで来ているのかと思ったと妙な言い訳。これには新哉が慌てた。何とも気まずい空気の漂う中、それでも空気を読まずに上機嫌の紘太郎は「若い内は、好きな子ができたら何があろうともパーッと突走ってモノにしろ!」「それが若さの特権だ」と助言まで与えた。その夜、新哉は不安に苛まれ、眠れなくて「オヤジの奴…、勝手なこと云いやがって」と呟いていた。しかし上沢貢が「好きな子」をモノにしたら紘太郎こそ困るだろう。
翌朝の学校で、新哉と美佐緒はそれぞれ高千穂瑛子と上沢貢に、昨夜の妙な話題のことなんか忘れて欲しいと謝っていたが、高千穂瑛子も上沢貢も、今後も手伝いに行きたいと約していた。
咲子は追試験に無事に合格。「今日で俺たちの文化祭も終わりってことだな」と残念がっていた紘太郎に、咲子は「当たり前よ、みんなだって何時までも紘太郎に付き合ってられないの」と笑った。でも、そんな咲子の言葉に、上沢貢は寂しそうな表情に化した。高千穂瑛子はその表情を見逃さなかった。全てを察したのだろうか。帰途、上沢貢と一緒に歩きながら「わかります。誰にも云えないのって凄く苦しいから」「誰かを好きになるって、凄く真剣な気持なのに」と語りかけた。
登場人物(出演者):石井咲子34歳(竹内都子ピンクの電話])/石井紘太郎38歳(嶋大輔)/石井新哉16歳(窪田正孝)石井美佐緒17歳(赤松悠実)/佐伯芙美子34歳(岩崎良美)/後藤礼子34歳(千堂あきほ)/蒲田浩之(脇知弘)山口幸雄26歳(川原田樹)上沢貢17歳(中村優一[D-BOYS])/高千穂瑛子15歳(寺田有希)星野マコト(山田かつろう[売込隊ビーム])星野ナナ(南山千恵美)生徒女子15歳(西川風花)/天童ルミ子15歳(芝原渚)生徒女子15歳(辻本瑞貴)宮本紗弥加15歳(古田ひろこ)佐伯ユカ6歳(中山心)/橋本鉄造67歳(池乃めだか)/橋本静代63歳(加藤登紀子)。