家族善哉第三十八話

TBS系。ドラマ30「家族善哉」。第三十八話(第八週)。
原作:島村洋子(『家族善哉』講談社文庫)。脚本:西井史子。音楽:中村竜哉。主題歌:「Step by Step」東方神起rhythm zone)。制作:藪内広之。プロデューサー:芝野昌之&亀井弘明&中村雅人&藤井裕也。制作協力:MBS企画。製作:MBS毎日放送)。演出:藤井裕也(ワイズビジョン)。
衝撃の、しかし待望の瞬間が遂に来た。それに先立って先ずは上沢貢(中村優一)が高千穂瑛子(寺田有希)も住んでいる石井家に招かれた。帰り際に彼は愛用の参考書を高千穂瑛子に贈ったが、それには実は彼からの愛の告白の手紙が挟まれていた。その手紙に気付いて、高千穂瑛子は深く心を動かされたのだろうか。夜中に一人、たった一行のその手紙を何度も読み返していたようだった。そして翌日、運命の日の夕暮れ。高千穂瑛子が一人で留守番をしていた石井家に、上沢貢が訪れた。石井家の人々の優しさに触れて居心地のよさを感じながらもどうしても家族の一員になり切れないでいることの孤独、寂しさを感じていた高千穂瑛子を、上沢貢は抱き締めた。抱き締められて、高千穂瑛子もまた上沢貢の背に手を回していたのを見逃してはならないだろう。しかるに、そうして二人が抱き合っていたところに石井咲子(竹内都子)と新哉(窪田正孝)と美佐緒(赤松悠実)が戻って来た。新哉にとって片想いの相手と、美佐緒にとって片想いの相手が抱き合っていたのだ。咲子もまた上沢貢の片想いの相手は咲子自身であると思い込んでいただろうから、驚いたのは無理もない。あのあと一体どうなったのか。最終回まで残すところわずか二話。いよいよ見逃せない。
登場人物(出演者):石井咲子34歳(竹内都子ピンクの電話])/石井紘太郎38歳(嶋大輔)/石井新哉16歳(窪田正孝)石井美佐緒17歳(赤松悠実)/佐伯芙美子34歳(岩崎良美)/後藤礼子34歳(千堂あきほ)/佐伯圭助40歳(金山一彦)。山口幸雄26歳(川原田樹)上沢貢17歳(中村優一[D-BOYS])。山口明美(堀越陽子)教頭54歳(尾崎磨基[劇団五期会])高千穂瑛子15歳(寺田有希)。生徒女子15歳(西川風花)生徒女子15歳(辻本瑞貴)天童ルミ子15歳(芝原渚)佐伯ユカ6歳(中山心)。橋本鉄造67歳(池乃めだか)橋本静代63歳(加藤登紀子)。