藤城清治光と影の世界展

夕方四時頃、三之丸堀之内の愛媛県美術館へ行き「藤城清治光と影の世界展」を観照。会場内のドラマティクに凝った演出に先ずは圧倒されてしまうが、真に素晴らしいのはそれぞれの作品そのものなのだ。例えば「ノアの方舟」を表現した影絵では、大洪水の退いたあと巨大な岩山の上に乗った巨大な方舟という構図の、その全体として壮大な造形、その構想だけでも凄いが、しかも、その舟や岩の上にいる人間や動物たちの群が、天空から舞い降りた精霊=天主=救世主の徴としての鳩を見出して一斉に感謝の意を捧げている様子には、何というか臨場感があって、見る者を敬虔な空気に巻き込んでしまう程の力がある。凄まじい表現力だと思う。この展覧会の会期は明日で終了する。
夜七時二十分頃に帰宅して、七時四十五分から約三十分間スポーツクラブで鍛えた。胸を厚く背中を広くするための運動のみに集中。