ナベプロD-BOYSファンクラブのこと

現在フジテレビ月九ドラマ「太陽と海の教室」に出演中の中村優一や「炎神戦隊ゴーオンジャー」出演中の碓井将大をはじめとするナベプロ所属の男子俳優で構成される集団D-BOYSには、公式な後援の組織としてD-BOYSファンクラブがあり、吾その会に入っている。先日その会報の第十六号が届いたが、第十五号は届かないまま。昨年の秋に転居したことに因るようだが、第十四号は旧住所から転送されていたのだ。第十五号が転送されなかったのは会からの発送方法が郵便から宅配便に変更された結果と見るべきだろうか。だが、会報各号の末尾には会員の注意事項の一として、住所変更を早めに申し出るべきことと並んで「最寄の郵便局に転送届けを」申し出るべきことが記されてあり、前者について怠っていたことは吾が責任として反省するが、後者については怠っていなかったわけなので、転送が行われなかったことの責任は会の側にある。郵便局に転送届けを出すべしとの注意事項は最新の会報である第十六号にも相変わらず記載されているが、そもそも発送方法として郵便を使用しないのであれば転送届けを出しても意味がないのではないか。この注意事項の記載自体を止めた方がよい。そして、転送が行われないのであれば再発送をしてもらわなければならない。だが、第十五号が届いていない件については既に会宛に連絡をしたものの、再配達の気配は一向にない。と云うか、多分もう忘れたのだろう。
再配達について会側の言い分は、「会報は、在庫がある限りは再発送できるが、在庫がなければ再発送できない」とのことだったが、そもそも会報というのは会員のために発行されるものであるはずであるのに、会員の人数分さえも準備されていない又は確保し切れないという状態こそが、ファンクラブ運営の方針として根本的に間違ってはいないだろうか。
会報の最新号である第十六号は、見れば、第十四号とは比較にならない程に立派な印刷物になっていて、もはや小冊子というよりは書籍に近い程に見応えがある。これだけを見れば、ファンクラブ会員へのサーヴィスは実に充実しているとも云えなくはない。しかし思うに、ファンクラブ会員にとって望ましいのは、たとえ粗末な作りの会報であっても、必ずや毎号を受け取ることができること、そのことについて会を信用できることではないだろうか。どんなに立派な会報であっても届かなければ意味がない。この件についてファンクラブ事務局に苦情を云う考えはないが、戦後日本の芸能界を創ってきたとも評される芸能事務所の名門ナベプロがこのような杜撰なことをしているようでは甚だ善くないのではないかと思う。