百識王新幹線の旅

昨年の大晦日の昼一時半から二時間にわたり放送されたフジテレビ系「百識王 大晦日特別課外授業 新幹線の旅スペシャル」を録画しておいたのを見た。普段は深夜に放送されているこの番組の出演者のジャニーズJr.衆が新幹線に乗って各地の名物を食い歩くの企画。真田佑馬と岡本圭人[Hey!Say!JUMP]は信州で年越蕎麦を手作りで制作。戸塚祥太[A.B.C.-Z]と山下翔央は、浜松の新幹線整備工場を見学したのち、御飯と茶碗と箸を持参して東北の塩竃の魚市場で海の幸を大いに食い、当地の名店「すし哲」にも行き、さらに東松島の港で牡蠣を食って鍋料理店にも行くの旅。北山宏光Kis-My-Ft2]と玉森裕太Kis-My-Ft2]は八重洲の車内販売員研修所で車内販売の訓練。そして藤ヶ谷太輔Kis-My-Ft2]と高田翔、千賀健永[Kis-My-Ft2]と宮田俊哉Kis-My-Ft2]の二組は、東京から京都までの「東海道」を、サイコロの目だけ進んでゆく双六の旅で、進んだ先の名所を訪ねたり各地の名物を食ったりしながらの競争。
戸塚祥太山下翔央が、それぞれ電子炊飯ジャーを背負い、茶碗を片手に携え、あれこれ物色しながら塩竃の魚市場を歩き回るというのは企画そのものとしても面白かったが、両名が殆どダチョウ倶楽部かと思わせる程の高テンションを維持していたのも実によかった。魚市場で新鮮なマグロを恵んでもらったとき、戸塚がポケットから醤油を取り出したのを見てその準備のよさに市場の人が驚くという場面も傑作だった。
所謂テンションの高さにおいて山下&戸塚を上回っていたと云えるのが宮田俊哉。見た目は忍成修吾に近いが、言動が一々芝居がかって、微妙に昭和風の古めかしい感じで面白かった。田口淳之介に近いとも思われた。
真田佑馬も同じような意味で好ましかった。第一印象は美少年なのに、よく見ると眠たげな眼をしていて一寸残念な感じなのも実によい。十五歳の高田翔は地味ながらも一目で惹かれる美少年。今後の活躍に注目しよう。