水嶋ヒロ結婚事件について

仮面ライダー愛好家の間で当代屈指の「イケメン」と評される水嶋ヒロに対しては私的には大して興味がないし、絢香という歌手にはさらに興味がないので、今朝、出勤前の準備中に点けていたテレヴィ日本テレビ系「ズームイン」で見た両名の結婚の報道にも特に驚かされはしなかったが、今宵TBSで行われたらしい記者会見の内容をYahooニュース等で見て、なかなか興味深く思われてきた。なにしろ二月二十二日に既に入籍していたらしい。しかも所属の芸能事務所「研音」にも、四月一日まで報告していなかったとか。当人の言によれば、事後報告で済ませた方が所属芸能事務所の反対を押し切り易いはずだ!と判断してのことだったとか。実に大胆だ。
推測するに、所属芸能事務所への事後報告の件をわざわざ記者会見の場で公表したのは、彼の判断による発言であるよりはむしろ所属芸能事務所の側が敢えて云わせたのではないだろうか。なぜならこれによって所属芸能事務所も被害者であると見られ得るからだ。今後の状況次第では何時でも切れる口実を設けたということではないかと推察されよう。
他方、この子ども染みた両名の行為を何とか(月九ドラマ「ヴォイス」ではないが)無理矢理にでも美談に仕立て上げることで売り出し中の俳優を(売り出しのための経費の回収のためにも)救済しておきたいという相反する思いも窺える。成宮寛貴が仕事仲間としての立場から水嶋ヒロへの祝福メッセージを発表したのも、彼自身の友情に基づく以上にむしろ研音から要請を受けたナベプロトップコート社からの後方支援であると見るべきだろう。そうした点も含めて実に興味深い。(四月四日昼記之)