ゴッドハンド輝第二話

TBS系。ドラマ「ゴッドハンド輝」。第二話。
原作:山本航暉。原案協力:天碕莞爾。脚本:飯田譲治。音楽:池頼広。プロデューサー:遠田孝一&清水真由美。製作:TBS&MMJ。演出:下山天
安田記念病院外科部の新人医師、真東輝(平岡祐太)がこのドラマの主人公である以上、大抵の視聴者は彼を中心にドラマを見ていることだろう。そして彼を中心に物語を見る者は、「ゴッドハンド」への彼の変身のことも知っているし、健気な努力も、皆に親しまれる愛嬌ある人柄も知っているから、安田記念病院の外科医の北見柊一(別所哲也)や四宮梢(水川あさみ)等の今回の言動を、余りにも性急で、厳しく冷たいものと感じてしまう。でも、実際には院長の安田潤司(渡部篤郎)が云うように、決して理不尽なことを云っているわけではない。確かに勘で手術をされては敵わない。それにもかかわらず真東輝に肩入れしながら見てしまうとすれば、このドラマにおけるこの人物の表現が意外にも成功しているということであるのかもしれない。