侍戦隊シンケンジャー第十一幕

東映侍戦隊シンケンジャー」。
第十一幕「三巴大騒動」。脚本:小林靖子。監督:諸田敏。
侍戦隊の「殿様」ことシンケンレッド志葉丈瑠(松坂桃李)が、何時もにも増して言動が険しく、かわいらしさがない。顔は愛らしいのに…と思ったが、一応そこには道理がある。外道衆が現時点におけるシンケンジャーの弱点に気付いてしまったらしいことに気付いたからだったのだ。志葉家の当主が代々伝えなければならない技を、先々代も先代も完全には身に付け切れないまま代は替わり、まだ余りにも若い丈瑠が跡を継いでいる。恐らくは先代から殆ど学び得ないまま。もし今、彼が倒されれば外道衆を封印し切ることができないばかりか、後継者も絶えてしまうだろう。ここにおいて彼は、侍戦隊シンケンジャーの全員がいなくなることよりも己一人が倒されることを選び、そして恐らくは、侍戦隊の技と心を辛うじて誰かが後世に伝えて再起を図ってくれることを期待しているのだろうか。
普段着の丈瑠の、夏が近付いて漸く暖かくなってきた中で、あの厚手の上着を片付けたのだろうか、Tシャツの上に赤いシャツだけを着たときの後姿における腰のあたりが一寸セクシーに見えて、見入ってしまった。