The Perfectible Body和訳二十一

本日の「The Perfectible Body」和訳(二十一)。「鍛えられた肉体というものの造形表現において、古代ローマ帝国は(他の多くの地域と同じく)革新者であるよりはむしろ、ギリシアを筆頭とする他の文化における表現形式からの貪欲で熟練した借用者だったが、ローマはそれらの表現形式を自身の目的に合ったものにしていった。ギリシア芸術は神々や英雄を造形化するための様々なモデルを提供したが、ローマ人はそれらを、国家の指導者とその家族を聖別するため、また、偉大な立法家や富裕の庇護者を顕彰するために使用した」(p.48)。