百識王ゆるゲー傑作選

昨夜は夜十時頃には睡魔に襲われてそのまま寝てしまい、三時頃に一度は起きたものの、やはり眠かったので再び寝て、起きたのは七時。かなり寝たことになる。
そして今日。仕事のあと帰途に千舟町通のジュンク堂書店へ。昨年夏八月以降、当地のテレビ愛媛では無念にも放送されなくなっているフジテレビ深夜の名番組「百識王」の「ゆるゲー」部分が書籍化されて発売されていることを昨夜たまたま知り得たので、早速それを買い求めるため。どこに置いてあるのか判らなかったので一階の検索システムで調べて、二階で見付けた。
正確な書名は、『百識王presents完全攻略(秘)ノート ゆるゲー傑作選』(二〇一〇年一月三十日初版第一刷、扶桑社刊)。帯と云うか帯のような小さ目の表紙に、イノッチ先生と六人の百識団員全員の写真が載る。イノッチ先生を中央にして、向かって右側に、左から戸塚祥太、真田佑馬、岡本圭人の順に三人がいて、左側には、右から順に藤ヶ谷太輔山下翔央、高田翔。中身は只管「ゆるゲー」全百四十八題の解説の連続だが、それらに関する百識団員の言葉も収載されていて楽しめる。真田佑馬の一寸アホな感じとか、高田翔の淡々と毒舌な感じとか、番組の雰囲気を髣髴とさせる。
なお、この書のほか序でに『明六雑誌』の中巻と下巻、セッティス『ラオコーン 名声と様式』、西野嘉章『西洋美術書誌考』を購入。岩波文庫明六雑誌』については既に上巻だけは蔵してあるので、これで全巻が揃った。
帰宅後、インターネット上で「百識王」の動画を探して一挙に鑑賞。先月二十二日の深夜には「ニセモノ」「ボディビル」「甲冑」「地デジ」の四本を見たが、今宵は「人はなぜ買ってしまうのか?」「新エネルギー」「築地」「日本が誇るご当地産業」の四本を見た。この番組は元々かなり知的な番組ではあったが、エネルギー問題や地場産業までも取り上げるようになっていたとは、暫く見ない間に益々クヲリティが高まっていたようだ。実に素晴らしい。そしてそれを放送しなくなったテレビ愛媛は情けない。「日本が誇るご当地産業」特集では本県今治市宇和島市の産業も取り上げられていたというのに。

百識王presents完全攻略マル秘ノートゆるゲー傑作選
ラオコーン―名声と様式 西洋美術書誌考
明六雑誌 (上) (岩波文庫) 明六雑誌〈中〉 (岩波文庫) 明六雑誌〈下〉 (岩波文庫)