日めくりタイムトラベル昭和41年

このところ雨天や曇天が続いたが、今日は朝から晴れて室内も明るかった。夕方四時を過ぎた頃に外出し、勝山通から河原町通、立花橋を経て南下して椿神社こと伊豫豆比古命神社まで歩いた。もちろん参詣のため。着いたのは五時半頃。参詣を終えて、再び徒歩で道後へ戻った。
ところで。
月に一度の特別番組、NHK衛星第二日めくりタイムトラベル」の放送日。しかも五輪の影響でNHK総合土曜時代劇咲くやこの花」の放送がなく、テレビ朝日系「ガリレオ脳研」もなかったので、何時にも増して「日めくりタイムトラベル」に専念することができた。
今宵この番組で取り上げられたのは昭和四十一年。日本におけるテレヴィ初の特撮番組として円谷が制作した「ウルトラQ」が始まり、ザ・ビートルズの最初で最後の日本公演があり、『週刊少年マガジン』で「巨人の星」が始まった驚異の年。
もう一つ凄かったのは石坂浩二。今宵この番組には「先輩組」の一員として中島誠之助に代わり石坂浩二が出演した。多岐にわたる話題について極めて専門的な意見や解説をなし得る相変わらずの博識には驚嘆せざるを得なかったが、さらに驚くべきは、当時「ウルトラQ」でナレイターをつとめたのも若き石坂浩二で、おまけに「巨人の星」にも、星飛雄馬が出演したテレヴィ番組の司会者として石坂浩二が登場していたのだ。もちろん日本武道館におけるザ・ビートルズ公演も初日に観ることを得たとのこと。流石だ。彼と比較するなら、天野祐吉に何の薀蓄も含蓄もないのは誰の眼にも明らかだろう(もちろん鳥越なんか永遠に出る幕はない)。同じように、きたろうも当時の自身の記憶をよく語って、時代の空気を彷彿させた。この番組の「先輩組」には彼等のような人々が相応しい。
さて、次回は三月十三日放送予定の昭和四十六年篇。この年はウルトラマンと双璧をなすテレヴィ特撮ヒーロー番組の王者「仮面ライダー」が始まった年。予告編を見る限り、仮面ライダー特集を中心にした内容になるようで、実に楽しみだ。できれば「後輩組」として半田健人も出して欲しいものだ。