ヤンキー君とメガネちゃん第六話

TBS系。金曜ドラマヤンキー君とメガネちゃん」第六話。
紋白高等学校への入学試験のとき前の席の少女から貸してもらったままのピンク色のシャープペンシルを手にして、紋白高等学校の校舎を背にした品川大地(成宮寛貴)が、今や片想いの相手であるあのときの少女その人ではないかと思われたものの、別人だったと知らされた宮城純(石橋杏奈)が退学して去るのを見送り、何かしら空虚感に襲われたかのような表情を浮かべていた姿が、不意に無性に格好よく見えた。
それにしても、彼の周囲の人々の、彼に対する一寸矛盾した接し方が面白い。足立花(仲里依紗)が何時も、彼を頼りにならない人であると決め付けて文句を云いながらも、何事かあれば必ず彼に相談し彼に行動を促して頼りにしてしまうのは今や馴染みの展開ではあるが、何時の間にか、品川大地と足立花の属する教室の担任教諭である堺先生(皆川猿時)までも、校内で最も当てにできないはずの問題児の品川大地に、困ったことについて相談するようになっている。