ホンマでっか!?TV四時間半

フジテレビ系「ホンマでっか!?TV年始スペシャル」。
四時間半もの長時間にわたる特別番組で、色々な特別企画や特別な客演者もあったが、最も面白かったのは番組の最後の初詣。明石家さんま加藤綾子ブラマヨに、評論家オールスターズ「ホンマでっ会」の池田清彦武田邦彦テレンス・リー金子哲雄門倉貴史植木理恵、澤口俊之を加えた十一名もの集団が正月らしく紋付袴や振袖を着て葛飾柴又の帝釈天へ参詣した。
正月五日に放送される番組であるから一応「初詣」を偽装してはいたが、晴着姿の彼等の他には晴着姿の人影は全く見えず、どこからどう見ても師走の風景。しかも参道を歩きつつ、そこで見かけたものに関して各評論家には薀蓄を語ってもらうことになっていた上に、参道の各店の人々からは餅や団子や天麩羅の接待を受けてしまい、なかなか先へ進まず一行に寺に到着できないでいた。ついには各々勝手に行動し始め、植木理恵門倉貴史は唐辛子の煎餅を買い食いし、余りの辛さに緑茶をも買い足し、池田清彦武田邦彦は焼酎の蕎麦湯割を購入して飲みながら歩いていた。
この初詣だけで放送時間の半分位を費やしてもよかったのではないかと思える程に面白かった。尾木直樹、おおたわ史絵、マツコ・デラックス磯野貴理がここには参加していなかったのは少々残念だった。