千と千尋の神隠し

夕方、電車で松山市駅へ行き、そこから郊外電車で古泉駅へ。北陸と近畿への出張に備えて防寒着を追加すべく、松前町のショッピングモールに再び来たが、空腹だったので先ずは二階のフードコートにあるチャンポン店で早めの夕食。そして一階の衣服店へ。来る出張では床の冷たい場所に靴を脱いで上がって仕事をする予定があり、今日の買物の目的は防寒の靴下を入手することにあった。十日間分を購入した。併せてワイシャツも三枚、防寒の下着も二枚。これで出張用の衣服は概ね整ったろう。安堵して郊外電車に乗り、松山市駅から道後までは歩いて帰った。
帰宅後の八時半頃、テレヴィを点ければ中居正広司会による日本テレビの特別番組「速報!年末年始ザ・視聴率ベスト30&年間ベスト50」が間もなく終わろうとしていたところで、そのまま眺めていたら金曜特別ロードショー「千と千尋の神隠し」(二〇〇一年/宮崎駿監督)が始まった。見る気はなかったのに何となく見ていたら引き込まれてそのまま最後まで見てしまった。大変な話題作ではあるが、今まで一度も見たことはなく、初めて見た。
埋め立てられて失われた川、「コハク川」の神であり、白い狩衣を着た少年男子の姿をして、八百万諸神の湯屋「油屋」で働いているハクことニギハヤミコハクヌシノミコトが麗しかった。その声優は入間自由という人か。神木隆之介も坊の声優をやっていたのか。
近所にある道後温泉本館重要文化財)には、油屋の建築のモデルが道後温泉本館である由を説明する貼紙が(少なくとも五年位前には)あったように記憶するが(今もあるかは知らないが)、今宵この映画を見て、油屋と道後温泉本館は、建築も周辺の景観も大して似ていないような気がした。
ちなみに、中居正広の番組によると、この年末年始にテレヴィ出演時間が最も多かったのはオードリー春日俊彰で、第二位がオードリー若林正恭。両名とも二年連続の第一位と第二位だとか。安定した人気だ。NHK紅白歌合戦で最高視聴率を獲得したのは今年もSMAP。流石だ。