美しい隣人第四話

フジテレビ系(関西テレビ制作)。ドラマ「美しい隣人」。第四話。
矢野絵里子(檀れい)の隣家に転居してきた謎の女、マイヤー沙希(仲間由紀恵)の恐ろしさが深化した。矢野絵里子の夫の矢野慎二(渡部篤郎)を不倫の恋によって籠絡し、子の矢野駿(青山和也)をも吾が子の如く手懐け、矢野慎二の父母である矢野美津子(草笛光子)と矢野敏郎(左右田一平)にまでも取り入った。まるで矢野家を乗っ取ろうとしているかのように。
矢野絵里子の友だった相田真由美(三浦理恵子)を欺いて矢野絵里子を悪者に仕立て上げ、矢野絵里子を孤立させることにも成功しつつある。
マイヤー沙希の恐ろしいところは、作戦を遂行する過程で、荒木比呂(馬渕誉)という水泳の得意な小学生男子のマインドをコントロールして、水に対する恐怖心を植え付けてしまった点にある。一人の子どもの今後の永い人生を破壊してしまったかもしれないのだ。
マイヤー沙希の恐ろしい性格の一端は、夫である筧雅彦(高知東生)の回想にも窺えた。この夫は妻から日常的に暴力を受けていたらしい。
恐るべきマイヤー沙希の正体に気付きつつあるのは、今のところ一人、公園で猫をかわいがる無口な謎の青年、松井理生(南圭介)だけだろうか。彼は一体どのように立ち向かってゆくのだろうか。