仮面ライダーオーズ第二十四話

昨夜から今日の午後にかけて体調がよくなかったのは、軽く風邪をひいていたからだろうか。今は概ね治ったような気がする。先の金曜まで十二日間も休みがなく、疲れていたのが原因であるかもしれない。
ところで。
東映仮面ライダーオーズ/OOO」。
第二十四話「思い出と恋と海のコンボ」。
カザリ(橋本汰斗)が発生させたヤミーの力によって佐倉優美(英玲奈)への恋に落ちて正気を失ってしまっていた火野映司(渡部秀)を、「モテル人」こと後藤慎太郎(君嶋麻耶)はハリセンで幾度も叩いて立ち直らせようとした。そして後藤慎太郎は、伊達明(岩永洋昭)の戦闘に同行し、巧みに援護射撃をした。
佐倉優美に対して過去に抱いていたかもしれない想いを、忘れることこそなくとも、今は断ち切って禁欲的に闘いを続けようとしている伊達明と、その決意を前にして淡々と接しながらも敬意と共感を抱かずにはいられない様子の後藤慎太郎。厚い信頼と密な連携がこの話を熱くした。
後藤慎太郎に関してもう一つ見落とせないのは、伊達明に請われてその戦闘を支援すべく事件の現場へ向かうため、多国籍料理店クスクシエから暫く外出する直前、店長の白石知世子(甲斐まり恵)に「ディナータイムまでには戻りますから」と告げていたこと。今の彼がこの店を生活の拠点として大切にしていることが窺えた。他方、その直前、彼がハリセンで火野映司を打っていたとき「あのときのケーキだって…」と文句を云っていたのは、何か古い出来事をわざわざ思い出したのだろうか。
伊達明は医師を本職としていたこと、そして昔は海外の戦場で苦しんでいる現地の人々を救うべく活動し、「闘う医師」と形容されていたことが明らかにされた。今の彼が一億円を稼ごうとしているのも多分そのことに関連した何等かの目的あってのことだろうと推察されよう。
ドクター真木清人神尾佑)はクスクシエ店長の白石知世子に何か特別な感情を持っていると思しい。なにしろ、白石知世子が(先週の第二十三話において)伊達明に渡したクスクシエの招待券を見て、そこに掲載された店長の顔写真を認識した瞬間、いつも腕の上に乗せて愛玩している人形キヨちゃんを不覚にも落としてしまう程に怯え始めたのだ。