おしゃれイズム成宮寛貴/中居正広の怪しい本の集まる図書館

七月十日に放送された日本テレビ系「おしゃれイズム」には、成宮寛貴が出演していた。当日の放送時にそのことに気付いて、途中から急ぎ録画しておいた。漸く今宵それを見た。録画し得ていたのは、狂暴な猫を飼おうとして檻を購入したものの、猫の購入を断念して、今も檻だけがあるという話から最後まで。
これを見るに、ここ数年間やや太く見えることの多かった彼の顔も、舞台の稽古の影響か、最近また一気に細くなって、約十年前の妖艶な気配を取り戻してきたのだろうか。
番組の後半は、植物に強い関心を持っている成宮寛貴のため、彼と番組の司会者三人との四人全員で東京都小平市にある東京都福祉保健局所管の東京都薬用植物園を訪ね、様々な植物を鑑賞し、あるいは味わった。珍しい植物の数々に大いに興奮し、盛り上がって、楽しそうだったが、中でも印象深かったのは、未だ熟してはいないアーモンドの実をかじって割ってみせたときの彼の手慣れた仕草。あまりにもワイルドで颯爽としていた。
ところで。
今宵の七時から約二時間のテレビ朝日系「中居正広の怪しい本の集まる図書館」。三浦春馬も出演していた。
番組の後半、関西ジャニーズJr.には「ジュニア」でありながら「ベテラン」と称する集団があるという噂が取り上げられた際、当のVeteranの五名は、過去には「オッサン」や「ミジメ」も存在していたことを証言した。青少年を「オッサン」呼ばわりも無茶な話だが、「ミジメ」に至っては、もはやアイドルの名称として到底あってはならないとしか思えない。なお、Veteranの五名の名を記しておくと、室龍規23歳、浜中文一23歳、室龍太22歳、菊岡正展26歳、山碕薫太20歳。なるほどNHK衛星放送プレミアムの番組「ザ少年倶楽部」における「関西Jr.にQ」では馴染みのある顔のようだ。「関西Jr.にQ」では全員がレッスン用か何かの動き易い格好をしていて、その所為で何となく冴えなく見えてしまうが、普通の格好をすればアイドルらしく見えることが今宵のこの番組で確認できた。
この話題の冒頭には、今年デビューの決定したKis-My-Ft2の歌い踊る映像が流れたが、髪を短くした藤ヶ谷太輔を筆頭に、普段の彼等よりもアイドルらしく、しかも少年アイドルらしく見えた。映像と音の作成に時間も費用も存分にかけた結果ではあるだろうが、多分それ以上に、髪型も服装も過剰にならないように、健康にシンプルに整えることが男子アイドルの美の秘訣であることをこれによって再認識してよいのではないだろうか。