Myojo第18回Jr.大賞

本日発売のアイドル雑誌「Myojo」二〇一二年三月号には、男子アイドル候補生ジャニーズJr.の人気と勢力を測定するための、年に一度の大々的な読者投票「Jr.大賞」の、第十八回の投票結果の発表があった。
第十八回Jr.大賞「恋人にしたいJr.」の栄えある第一位には、昨年に引き続いて中島健人Sexy Zone)が選出された。三年前の初登場時に第二位、翌年にも第二位を獲得して、昨年には遂に第一位を獲得したが、今年も王座を守り抜いた。
第二位は重岡大毅。第三位は菊池風磨Sexy Zone)。第四位は小瀧望。第五位は中間淳太
第六位は佐藤勝利Sexy Zone)。ジャニーズ入団まもなく、この投票に初めて参戦して、早くも初入賞を果たした。
第七位は松村北斗。昨年の第十位からの躍進。旧B.I.Shadowの仲間だった中島健人菊池風磨に追随してみせた。第八位の濱田崇裕、第九位の藤井流星、第十位の森本慎太郎の三名が十位以内に入賞したのは初めてのことだろうか。以下、第十一位には神山智洋、第十二位に田中樹、第十三位に竹本慎平、第十四位に安井謙太郎、第十五位に新垣佑斗が続いた。
あらためて十位までの顔触れを眺めてみると、昨年と同じく第一位だった中島健人を除けば実は中山優馬北山宏光藤ヶ谷太輔玉森裕太の四名が卒業したのに伴って順位が上昇しただけで、大して変化はなかったとも云えなくもない。そうした中に初参戦で一気に第六位へ食い込んでみせた佐藤勝利の健闘は素晴らしい。もっとも、そう考えると、三年前に一気に第二位へ食い込んでみせた中島健人の勢いは大変なものだったと判る。
中島健人は昨年も大賞を受賞したのを含めて全五十四部門中の十四部門で第一位を独占していたが、今年は全五十四部門中の十六部門で第一位を独占するに至った。
中島健人が第一位に輝いたのは、「Jr.大賞」における最重要の総合部門であり「Jr.大賞」そのものとも云えるこの「恋人にしたいJr.」部門に加えて、「キスしてみたい」、「女のコにやさしそう」、「恋に一途そう」、「結婚が早そう」、「お兄さんにしたい」、「メールがマメそう」、「ナルシストっぽい」、「いちばん美形」、「涙もろそう」、「外国が好きそう」、「メガネが似合いそう」、「いちばんセクシー」、「いちばんいい声」、「いちばんスケベ」、「生徒会長になってほしい」の各部門。
今年のこの「Jr.大賞」で面白いのは、第一位に輝いた中島健人が恋の妄想話の名人であり、恋の詩(「LOVEポエム」)をよくし、高等学校三年生であることに因んで、高等学校卒業を前にした「俺にとっての理想の高校生の恋」の妄想話を実写化してみせると同時に、「キミというSEASON」と題する詩までも掲載していること。掲載されている画像の、学ラン姿が似合っている。
これに対抗して第二位の重岡大毅も恋の妄想話を(大越まどか作画で)マンガにしてもらい、そこに彼自身も実写で登場した。
全部門を見渡してみると、今年は殆ど一部の人々が得票を独占した感もあるが、中で注目に値するのは「弟にしたい」部門でマリウス葉Sexy Zone)が初参戦で第一位に輝いたこと。ハイデルベルク出身の現在わずか十一歳の少年であり、東洋人とは違う顔立の魅力と実年齢そのままの幼さがこの結果に繋がったのだろう。なお、「外国が好きそう」部門では中島健人に次いで第二位に着けたが、日本にもドイツにも家のある彼にとっては両国とも祖国になるだろうから、外国は別の国々になるのだろう。「金髪が似合いそう」部門で第二位に入っているのも面白い。
佐藤勝利は、前述の通り「Jr.大賞」こと「恋人にしたいJr.」で第六位に入賞したが、このほか、「いちばん美形」部門で第四位、「メガネが似合いそう」部門でも第四位、「草食男子っぽい」部門で第五位に入賞した。
松島聡Sexy Zone)は「ペットにしたい」部門と「クラスの人気者そう」部門で、それぞれ第五位に入賞した。
菊池風磨Sexy Zone)は「いいパパになりそう」、「料理がうまそう」、「女装が似合いそう」の三部門で第一位を獲得したほか、多くの部門に入賞して同僚の中島健人に追随した。「いいパパになりそう」と「女装が似合いそう」が両立しているのが一寸凄い。