早く起きた休日/再び鰻歌

早朝。普段よりも一時間以上も早く外出して労働。暑かったが、嫌な活動ではないし、勤労青年と言葉を交わし得たので早起は三文の徳。終了後には一番町通から大街道ロープウェイ通を経て平和通へ出て大学前を通過して食料品店で鮭オニギリとケーキを購入して帰宅。ヘルムート・リリンク指揮バッハ・アンサンブル演奏のバッハ教会カンタータを聴きながら寛いだ。
このまま怠惰に過ごそうかとも思ったが、今朝の労働中にも髪が少し暑苦しかったので少し切ることにして、昼二時五十分頃に外出。三時十五分頃、三番町にある美容店に入って、出たのは四時前だったろうか。そして今朝の行動と殆ど同じように、再び大街道を北上して平和通を横切って大学前を通過して、食料品店で買物。品揃えも賑わいも朝とは大いに違っていた。鹿児島産ウナギが、この店では七百九十円。
再び引用する万葉集巻十六の、第三千八百五十三番。大伴宿禰家持が吉田連石麻呂に贈った和歌二首の内の一首「石麻呂に吾物申す夏痩に良しといふ物ぞ鰻漁り食せ」(いはまろにわれものまをすなつやせによしといふものぞむなぎとりめせ)。佐々木信綱編『新訓万葉集』下巻。