ニコニコ動画-藤井聡&中野剛志&西部邁座談後編

先週一月十二日に放送された東京MXの名物番組、「西部邁ゼミナール」は、内閣官房参与にも就任した京都大学教授の藤井聡と元京都大学准教授の中野剛志の両名を迎えて、昨年末の衆議院議員選挙の結果を受けた今後の展望について、西部邁とともに論じる座談「安倍水夫の漕ぐべき船と進むべき道」の後篇。「国家保護に舵を切るべし」。
尖閣諸島竹島への隣国の侵略を出来した原因は、日本国内の所謂政権交代による外交の迷走である以上に、むしろ米国の一極覇権の戦略が破綻したことにこそあるという指摘が興味深い。それによって所謂日米同盟の必要性が米国側では低下しているのに対し、日本国内では同盟関係の強化のために米国側の無理難題に何でも応じて隷属するしかないとの声が大きくなっているが、真の同盟関係の強靭化のためにはむしろ日本国の防衛力を強化した上で米国の世界戦略を対等な立場から補佐するのが正しいのではないかとも指摘している。納得ゆく意見と思われる。
その動画は番組の公式サイト(http://www.mxtv.co.jp/nishibe/archive.php)にあり、無料で見ることができる(ニコニコ動画Youtubeでも見ることができる)。
ニコニコ動画http://www.nicovideo.jp/watch/sm19807358」(先々週一月五日に放送された前編「http://www.nicovideo.jp/watch/sm19755731」)。