テレヴィ感想-林遣都/山田悠介/高田翔

日常と異なる場所で生活していると、日常とは異なり、テレヴィも何となく点けてしまい易い。
夜十一時十分からのテレヴィドラマ「カラマーゾフの兄弟」第四話では、カラマーゾフ家こと黒澤家の三男、涼(林遣都)の話。清潔で美しい中に狂気を宿して見えるのが林遣都の魅力。
夜十二時三十五分から十五分間のEテレ(旧NHK教育テレビ)の番組「名作ホスピタル」を流し見て、昨年八月まで約一年間「仮面ライダーオーズ」で昆虫の怪人ウヴァの人間体を演じていたD-BOYS山田悠介の活躍を鑑賞。今回のこの番組は、昨年十月二十日に放送された「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」後編の再放送。山田悠介ヤッターマン1号こと「ガンちゃん」の五十年後に扮した。
NHK日本テレビの合作の番組を、昨夜も途中から見て今宵は殆ど最初から見た。二十四時間内に五分間の短編テレヴィドラマを制作する対決では、日本テレビ大塚恭司の作品の方が面白かった。主演女優の人選をはじめ好条件に恵まれて、有利に戦い得ていただけのNHKは能力の不足を恥じるべきだ。
その後もテレヴィを点けたままにしていて、不図テレヴィを見れば高田翔が稲垣吾郎から詰問されていた。主題歌を歌うのが山下智久で、次週の予告では高田翔の演じる人物と「冬馬」との間の「不適切な関係」という語が聞こえ、また、真田佑馬が稲垣吾郎から顔に水をかけられていた。