忍者一族

休日。このところ疲れていたのだろうか、時々起きた以外には殆ど寝て過ごしていた。できれば外出しないまま終わりたかったが、生憎、野菜も肉もなかったので夕方に買いに出かけた。
夜、HDD内の約六時間分の番組をブルーレイディスクへ移転させて、明日の夜の新番組「警部補 矢部謙三」の予約録画に備えた。その際、テレヴィでは「タモリ倶楽部」で忍者の武蔵一族を取り上げていた。一九一〇年に武蔵一族が忍者の廃業を決意する契機となった暗殺事件というのが大逆事件であるとすれば、なるほど、忍者を廃業するのみならず忍者を先祖代々つとめていた事実を五十年間は隠し続けることをも決意するに至るのは肯けるし、今なお真相を明言するのを憚るのも肯ける。