海の上の診療所第七話

月九ドラマ「海の上の診療所」。第七話。
美しい瀬戸内海の島々をめぐり、無医の集落に年に一度の医療を施している瀬戸内海翔洋病院の診療船「海診丸」に、ついにたどり着いた羽鳥輝(戸田恵梨香)。第一話以来、瀬崎航太(松田翔太)を執拗に追跡し続ける謎の女であるかのように描かれてきたが、実のところは瀬崎航太に対して特別な思いがあるわけでもなく、むしろ他の男との思い出の品を、瀬崎航太が無自覚のまま持ち去った状態にあり、それを返してもらおうとしていただけだった。
あんなにも恐ろしげに見える姿を、第一話から毎回のように垣間見せ続けていた羽鳥輝が、こんなにも簡単に役割を終えたことに驚かされた。しかし極めて優秀な医師である瀬崎航太が診療船に来た原因だけは、羽鳥輝の存在によって一応は了解されたと云える。
羽鳥輝が瀬崎航太の居場所を探し求めて、海診丸にたどり着くまでの過程は簡単ではなかったが、羽鳥輝の元婚約者は一体どのようにして羽鳥輝の居場所を突き止めたのだろうか。
海診丸に乗り込んできた羽鳥輝を撃退するため、日内晃(荒川良々)の判断で、瀬崎航太は戸神眞子(武井咲)と交際していると嘘をついた。羽鳥輝に一目惚れをした山中カルロス洋平(植野行雄)と、戸神眞子に片想いをしている三崎昇(福士蒼汰)は二人で慰め合っていた。両名にとって瀬崎航太は恋敵になるわけだが、両名とも瀬崎航太に何の敵意も抱かなかった様子であるのは一寸凄い。
次週の第八話の見所を予告したのは三崎昇。三崎昇の過去に関する話が出てくるらしい。