路面電車の危機管理体制

休日。しかるに朝八時前には起きて、九時半頃にはバリウム会場へ到着。終了して会場を出たのは十時十八分だった。憂鬱な務めを終えて一安心。
路面電車(「市内電車」)で道後へ帰る途上、不図気付けば、電車は先行の電車と一緒に勝山町駅で渋滞していた。何事かと見れば停留所には倒れている人の姿があった。運転手は、先行の電車の運転手と一緒に介抱に当たっていた。通常の路面電車には乗務員が運転手一人しか乗っていないから、電車が渋滞に陥ったわけだったが、丁度そこへ観光客のための復刻版「坊ちゃん列車」が到着した。これには豪華な制服を着た乗務員が数名いるので、その中の二名ばかりが停留所へ駆けてきて介抱を引き受け、これに伴って通常の電車は運転を再開し、こうして電車の運行に大した影響を生じないようにしながら非常事態に対処し得ていた。伊予鉄道の危機管理体制に感心した。道後方面へ走り始めた電車の窓から勝山町を振り返れば、早くも救急車や警察の車両が到着していた。無事だったろうか。
道後温泉駅へ着いて、商店街を抜け、コンヴィニエンス店で大き目の弁当を買って直ぐに帰宅し、遅めの朝食を兼ねた早めの昼食。その後もバリウムを追い出すべく多量の水分を取り続けて夕方まで過ごした。四時半頃に外出し、衣山方面へ歩き、香の蝋燭とともに延長コード(六個口/個別スイッチ付)を購入。帰途には本町の大型食料品店で野菜と魚とツクネと焼売を購入した。あいにく牛乳を買い忘れていたことに気付いたのは帰着の直前のことだった。