旅行記二/京都国立博物館平成知新館

休日。朝七時頃、ホテルの一階の食堂で朝食。眼前の窓の外には、陸上競技か何かの運動部員かと思しい男子高校生の集団。宿泊室内で寛いだあと、荷物をまとめ、十時半頃にホテルを退出。JR京都駅へ行き、コインロッカーへ荷物を預けて、バスで三十三間堂前の京都国立博物館へ。ようやく開館した平常展示施設「平成知新館」の名品展を鑑賞。神護寺の伝源頼朝像や伝平重盛像、雪舟天橋立図が出ていた。かつて同じ場所に建っていた展示施設とは比較にもならない程に広くなったが、展示空間を「コの字」型に造ってそれを連ねてゆくような順路の思想は継承されているし、何よりも、展示品の分類方法を殆ど昔のまま継承しているのが懐かしかった。三階から始めて一階で終わる広大な展示空間を歩きながら、絵巻物展示室が見当たらないのを残念に思っていたところ、最後に設けられていて、大いに安心した。京都国立博物館の平常展示館が工事に入って休館になって以降、京都へ来る楽しみが一つ失われていたが、こうして見事に復活してくれたのは実に嬉しい。昼一時四十分頃に京都国立博物館を出て、バスで京都駅へ戻り、松山行の券を購入。駅の巨大な階段でイヴェントを開催していたのを少し見物。三時十分に京都を発って、岡山駅で乗り換えて夜七時半頃に松山駅へ到着。市内電車で道後まで戻り、大型食料品店に寄って帰宅。大根を買い忘れていたので業務用の食料品店へ行ってみれば、大根は売り切れていたので蕪を購入。予約録画しておいた今朝の「仮面ライダー鎧武」最終回を見たあと、流石に疲れていたのか一気に眠くなり、起きたのは翌朝七時頃。ゆえに九月二十九日午前十一時十六分に記之。