コマさん探検隊の現地案内人/再び鬼時間/ケータの運命の人々

ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で最新の第六十二話の配信あり。
コマさん&コマじろう兄弟で結成された「コマさん探検隊」は、緑の魔境、アマゾンの奥地の伝説の半魚人、ギョッピアーラを探索。しかるにその魔境は富士山の麓にあり、水上には大きな屋形船が浮かび、船上では盛大な花見の酒宴が催されていた。探検隊一行に現地を案内するのはカメラマンのミスターカレリン。どう見てもチャッピーと同一人物。ここで振り返っておくに、第五十九話におけるネス湖の探索で案内人をつとめたのは現地ガイドのチャッピー。第六十話におけるアマゾンの探索ではカメラマンのチャッピー。第六十一話におけるアメリカの砂漠の探索では現地のドライバーのホルヘ。どう見ても全て同一人物。前回と同じく今回も、弟コマじろうは「金妖スペシャル」のディレクター矢良瀬古里無のヤラセを完全に見破り、兄コマさんはヤラセの証拠には全て気付きながらも矢良瀬古里無を信じ切っていた中、唯一人だけ、ヤラセの彼方に真理を見付け出し得たが、今回の新しい展開としては、コマじろうが遂に矢良瀬古里無に感心し始めたという点がある。実際、矢良瀬古里無のヤラセはどう見ても失敗しているにもかかわらず、あたかも失敗していないかのように必死に仕事を遂行して、それなりのテレヴィ番組にまとめ上げてしまう強引な手法は、剛腕と形容できなくもない。
ケータ、ウィスパー、ジバニャンの三名は既に一度、第十八話において「鬼時間」に見舞われたことがある。あのときはアッカンベーカリーのクリームパン(山崎「ジバニャンのクリームパン」)を買いに行って、その帰途の出来事だった。今回は、アッカンベーカリーのメロンパン(山崎「トゲニャンのメロンパン」)を買いに行く途上の出来事。殆ど同じ展開だったが、前回と異なって今回は、なぜかブリー隊長が現れ、「ナメクジだってもっと戦えるぞ!」と呼びかけ、ナメクジ軍曹とともに三名を巻き込んで勝手に妖怪ウォッチバスターズを結成。「ナメクジだってもっと上がるぞ」のナメクジとはナメクジ軍曹のことだったらしい。確かによく上がっていた。しかるに、戦闘のための役割分担を決めようにも誰も戦力にならないので、ケータはロボニャンを召喚。ロボニャンだけは戦闘のための役割を引き受けたが、ケータもジバニャンもウィスパーも「普通」であることを理由に役割を拒否し、ロボニャンまでも「近未来の普通の猫型ロボット」であると自称し、混迷を極める中で遂に赤鬼が呆れ果てて退散してしまった。戦わずに勝つケータの力は素晴らしい。
妖怪よつめの事件。「運命の人」を予知できる妖怪よつめを見付けたケータは、自身の「運命の人」を予見してもらおうとしたが、予見された相手は、ケータの願望するフミカではなく、どういうわけか「運命の友達」であるクマ、カンチ、ウィスパー(そしてジバニャン)。ちなみにカンチは二度も登場している。