のび太の魔界大冒険

映画「ドラえもん」第五作「のび太魔界大冒険」DVDを視聴。
大長編ドラえもん映画の内「のび太の宇宙開拓史」と「のび太の大魔境」については映画館へ観に行ったことを最も鮮明に記憶し、「のび太の海底鬼岩城」についてはその記憶がないが、「魔界大冒険」については「パラレルワールド」の解消で完結する話であることを知っているほか、アイドル歌が主題歌になって話題になったこと等も知っているにもかかわらず、どういうわけか見た記憶がなかった。ゆえに、映画館へ行ったのは「大魔境」までで、月刊コロコロコミックで原作だけ読んでいたのだろうか…と思い込んでいた。
しかしDVDを見終えた今、なぜか不意に、映画館で他の子供が、劇中で「パラレルワールド」の語が出てくる前にこの語を叫んだのを聞いて、苛立ったのを思い出した。やはり観に行っていたに相違ない。それで色々検索してみるに、どうやら「海底鬼岩城」も見に行っていたようであると思い出してきた。
映画の最後のクレジットタイトルを見ていたら、「シャフト」の名が見えた。シャフトといえば「魔法少女まどか☆マギカ」。アニメ映画にCGを導入した初期の事例であると思われる「のび太魔界大冒険」の制作に、二十八年後、あの極めて斬新な映像表現を制作することになる集団が参加していたというのは実に興味深い。