一年振りのセミまる/カブトムシ&クワガタの妖怪/吹雪姫

ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で第八十一話の配信あり。
今回はコマさんの話がなく、USAピョンの話もなく、ケータの話が三つ。
セミまるがアイドルのライヴに行く事件。
ケータとジバニャンとウィスパーが「今日も暑いね」「夏は篤いニャンね」「アツはナツいでウィス」と嘆きながら、炎天下の公園でソフトクリームを食べている光景から始まった。暑さを嘆いているのか楽しんでいるのか判らない状態。そこに地中から現れたのが一年間の冬眠から目覚めた妖怪セミまる。八月十四日に開催されるアイドルのライヴに参加することをジバニャンと一緒に一年前から計画し、目覚まし時計を設定しておいたらしいが、生憎、今日は八月七日。目覚まし時計の日付の設定を間違えていた。セミまるが起きていられるのは一週間だけ。七日に起きれば十四日には冬眠に入らなければならない。
去年は、一週間しか起きていられないセミまるのため、その一週間を少しでも楽しく有意義に過ごしてもらおうとケータが奮闘したが、今年は、一週間を超えてもなお何とか起きていられるようにジバニャンが奮闘した。しかし結局、ライヴ会場でセミまるは寝てしまい、ジバニャンはライヴに夢中で、セミまるが寝てしまったことにも気付いていない状態。
武者かぶと&クワノ武士の事件。ジバニャンは登場しない。
冒頭、虫捕り網を持って大森山へ出かけるケータに、ウィスパーが久し振りの「ケータきゅん」呼び。予め樹木に蜜を塗っておいたのに、一匹も捕まっていないのは妖怪の所為に違いない!と見抜いて、探してみれば武者かぶと&クワノ武士を発見。両名は宿命のライヴァル同士。子供たちの人気者は何れであるかを競い合ってきたが、最近は虫捕りに来る子供たちが少なくなり、競争が盛り上がらないらしい。なぜクワガタやカブトムシを獲りに来る子供が少ないのか?と考え込んでいる両名に、ケータは、最近は海外の珍しい虫が人気で、百貨店で売られているからではないか?と答えた。そこへトイレの花子さんが現れ、武者かぶと&クワノ武士を人気者にすべくプロデュースを引き受けることを提案した。
ケータは「花子さんなら大丈夫だよね」と云っていたが、今までに大丈夫だった例があったろうか。実際、今回も明らかに変な方向へ走って行って、ケータは直ぐに失望していたが、これが意外にも成功だったらしい。家でテレヴィを見ていたケータは、流行の最先端を行く武者かぶと&クワノ武士を見出した。
武者かぶと&クワノ武士はそれぞれカブトムシとクワガタを自在に操ることができるので、虫獲りに来たケータのためにそれぞれ特別に大きなカブトムシとクワガタを贈った。去年までは、大きな虫を獲ろうとしても普通の大きさのものしか獲ることができず、クマやカンチやフミカに「普通」だと笑われていたケータも、今後は武者かぶと&クワノ武士の力を借りれば余裕で勝てるのかもしれない。
妖怪あつガルル事件。
家の居間で冷房を効かせて涼しく過ごしていたケータとジバニャンとウィスパー。快適な涼しさだったのが急に暑苦しくなったのは、冷房が壊れたからではなく、「暑い系妖怪」が集まって鍋焼ウドンを食べていたから。集会の主宰は「暑い系妖怪」のリーダー、あつガルル。選りにも選って会場をケータの家に決めたのは、ケータの友達妖怪、メラメライオン。暑い奴等に対抗できるのは水であるに違いないと考えて、ノガッパを召喚したのはケータの失敗。ノガッパは瞬時に干からびた。ジバニャンも倒れ、もはや打つ手がないと思われたところで訪ねてきたのは最強の「寒い系妖怪」、ふぶき姫。ふぶき姫は「暑い系」と「寒い系」の枠を除いて皆で仲良くしたいと考えているが、全てを凍らせる力の前には、あつガルルもメラメライオンも手も足も出ないので、ふぶき姫の好意は実は彼等には迷惑であるらしい。
次週予告で再び「ケータきゅん」呼び。