壮大な夢の中のケータ/ジバニャン贔屓/古典妖怪の会

ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で第八十二話の配信あり。
今回もコマさんの話がなく、USAピョンの話もなく、ケータの話が三つ。流石に安定感がある。
ケータの壮大な夢を皆で見る事件。
熱帯夜でケータもジバニャンもウィスパーも眠れないでいたとき、ケータがバクを呼び出して直ぐに眠らせてもらったが、早速ケータが見始めた夢を、バクが早速食べようとしたところで、ウィスパーはケータが一体どんな夢を見ているのかを見てみようと云い出して、皆で一緒に見てしまった事件。
まるで往年の米国の、宇宙戦争を描いた映画のような、極めて壮大なスケールの物語だったが、なぜかケータ自身はその主人公ではなく、エキストラの一人として様々な場面の端に度々小さく登場し続け、やや大きく映ったのは映画制作の裏方の一人として登場したときだけ。
大きな「夢」を描く夢こそ美味であると感じるバクにとっては全く美味には見えなかったらしく、食べなかったおかげで、翌朝、目を覚ましたケータは壮大な夢を見た記憶を微かに留めていて嬉しそうだったが、真相を知るウィスパーとジバニャンは寂しそうな、残念な表情をしていた。「ヒーローは当然ケータだニャン」と期待しながら見始めたのに「どこまでもチョイ役なんだニャン」と知って、夢の中では自分自身を主人公にしてもよいのに…と憐れんでいたジバニャンの優しさが印象深い。
妖怪やきモチ事件。
ケータに対して一々ヤキモチを妬くフミカ。これは妖怪の所為であるに違いないと疑うウィスパーと、そんな妖怪がいるわけがないと応じるケータ。普段とは役割が逆転しているが、実はケータは内心では妖怪の所為であるのかもしれないと判っていながら現実を直視するのを避けていたらしい。
結局、いつまでも現実から逃避し続けるわけにもゆかず、ケータは妖怪やきモチを発見。ジバニャンが撃退してフミカを正常化させたが、やきモチは反撃を開始。先ずはウィスパーが攻撃され、撃退のためにホノボーノを召喚したところでドンヨリーヌが攻撃され、さらにはコマさん、コマじろう、メラメライオン、グレるりん、じんめん犬、ムリかべ、ぶようじん坊、ヨコドリ等が攻撃されて遠方からわざわざ集結したが、同じく攻撃されたはずのつまみぐいの助、ひも爺にとっては嫉妬心よりも食欲の方が重要だったようで、やきモチを食べて弱体化させ、事態は収束した。
ウィスパーがジバニャンに嫉妬してケータに不満を云い出したとき、ケータはウィスパーよりもジバニャンを大切に思っていることをあっさり認めた。
妖怪化け草履の事件。
古典妖怪。古典妖怪の同窓会でケータの話を聞いて、自ら近付いてきた由。ケータのことをよく知る古典妖怪というと、一つ目小僧、ろくろ首、から傘お化け、河童先輩、あかなめ、けうけげん(ふさふさん)、天狗。
今回はケータも、草履ではないが、サンダルを履いて歩いていた。