仮面ライダーゴースト第五話

平成仮面ライダー第十七作「仮面ライダーゴースト」。
第五話「衝撃!謎の仮面ライダー!」。
天空寺タケル(西銘駿)、御成(柳喬之)、月村アカリ(大沢ひかる)の前に現れた第二の仮面ライダー。スペクター=深海マコト(山本涼介)。ゴースト=天空寺タケルとは違って既に完成度が高く、何か明確な志を抱いて活動しているらしい。そして、まだまだ迷いのある悩める天空寺タケルを厳しく叱りつけたが、偉そうなことを云っておきながら天空寺タケルの所有の眼魂を略奪。こういうのを説教強盗というのではないのか。しかも深海マコトはアラン(磯村勇斗)とも親しい関係にあるらしいが、反面、アランの計画に協力するつもりもないらしい。
アランは「謎の男」(森下能幸)と一緒に行動しているが、両名の関係も何とも奇妙で、相互に不信感を抱きつつ各自の目的のために当面の協力関係を結んでいるだけである模様。そして意外にも、天空寺タケルや深海マコトと同じく眼魂の収集を企てているのは「謎の男」の側で、アランは天空寺タケルにとっての謎の仙人(竹中直人)と同じく、何か別の目的のために利用すべく寄り添っているだけであると見える。
今回の事件の依頼者は「仮面ライダー鎧武」から「仮面ライダードライブ」まで二年間もの長期間にわたって「仮面ライダーグミ」CMに出演していた人(南出凌嘉)。主人公である天空寺タケルを罵倒して精神に打撃を与え、落ち込ませるという極めて重大な役割を果たした。しかも彼の感謝の対象となった「かっこいいおにいちゃん」は天空寺タケルのことではないという認識を、御成と月村アカリは共有していた。「仮面ライダーフォーゼ」において福士蒼汰は変な髪型、変な学ランによって格好よさを消していたが、今回の西銘駿の場合、あの花柄の変な服装がその役割を果たしているという認識で良いのだろうか。