ハイ☆スピード!公式ファンブック到着

京都アニメーション商品開発部(宇治市)の京アニショップ!に注文しておいた『映画 ハイ☆スピード!-Free! Starting Days- 公式ファンブック』が今朝ようやく到着。
映画の中で繰り返し見た絵が多数掲載されているのは無論のこと、映画の中には描かれることのなかった出来事を描いた絵や、制作の前提をなす貴重な資料等も掲載されていて、それらのどれもが美しく、見応えがある。声優陣のほか監督、脚本、総作画監督、小物設定、色彩設計美術監督、撮影監督、音響監督、音楽、編集の人々の談話、演出の四名による座談、そして原作、構成の言葉もあって読み応えがある。アニメ制作の技術の問題も述べられているのは流石、技術に定評ある京都アニメーションの書籍に相応しく、興味深い。
そして何といっても、キャラクターデザイン&総作画監督の西屋太志によるイラストの数々が素晴らしい。構成の横谷昌宏が「遙はいろいろと面倒臭いヤツですが、とても愛しいです。」と述べているが、実にそういう感じがイラストに表されている。
一つ意外だったのは、七瀬遙、橘真琴、桐嶋郁弥それぞれの自宅における個室の様子が映画の中の絵を添えて解説されているのに対して、椎名旭に関しては個室ではなく洗面所の様子が取り上げられているという点。確かに映画の中でも彼は個室に籠ることがなく、殆ど常に洗面所の鏡の前にいたが、案外、設定も特になかったのだろうか。
ともかくも、この「公式ファンブック」を見ていると、あらためて映画を見直してみたくなる。