怪盗ジョーカー第三十八話における怪盗サバイバル出場の顔触れ

テレヴィアニメ「怪盗ジョーカー」。NTTひかりTVのWEB配信で視聴。
第三十八話「決戦!怪盗サバイバル 前編」。
原作は小学館てんとう虫コロコロコミックス『怪盗ジョーカー』第十六巻の「集合!怪盗サバイバル!!」。原作における通常の話が三十頁程度であるのに対し、この話は四十頁以上あり、やや長めではあるが、長編ではない。テレヴィアニメ版ではそこにプレジデントDの物語、赤井翼=フェニックスとホッシー=アクルックスの物語を絡め、二話にまたがる長編に仕立てているらしい。今回はその前編のみ。
ジョーカー、ハチ、クイーン、ロコ、スペード、シャドウ・ジョーカーが参戦しているのは原作の通り。ダークアイとローズは原作ではミニミニ王に人質に取られていたが、アニメ版では、ダークアイはシャッフルシスターズのコンサートに出演するため欠場し、ローズは居城のテレヴィでDJピーコックによる中継放送を視聴。シャドウ・ジョーカーがテレヴィカメラに向かってローズに声をかけているのが面白い。
ラッキーピラミッド(第十六話)、キャンディ(第三十話)、ナイトメア(第三十七話)が出場するのは原作の通りだが、アニメ版では、キャプテン・ブルー(第三十一話)、赤サソリ(第三十三話)、そしてベル&ベラ(第十九話)も出場。スパイダーA(第三十五話)、赤井翼も飛び入り参戦。
新たに登場した怪盗も大勢。『月刊コロコロコミック』で三年前に行われた「第二回怪盗コンテスト」で応募した読者から提案され、入賞した怪盗たちが登場している。実はラッキーピラミッドはそのときの大賞受賞作品。てん吉や男子レンジも入賞作品。今回、男子レンジの声優をつとめるのは主題歌(オープニング)を歌うアルカラの稲村太佑。てん吉の声優をつとめるのも主題歌(エンディング)を歌うFuki commune。
声優で注目に値するのは、普段このアニメで無名の人々(所謂モブキャラ)を演じる下崎紘史と高坂篤志が今回はそれぞれコンピュータンとポリュゴンを演じていること。名のある人物を演じるのは初めてではないのだろうか。