仮面ライダーゴースト第四十二話

平成仮面ライダー第十七作「仮面ライダーゴースト」。
第四十二話「仰天!仙人の真実!」。
人間界へ降り立っていた眼魔世界長官イーディス(竹中直人)は、眼魔界の新帝アデル(真山明大)の攻撃から天空寺タケル(西銘駿)とアラン(磯村勇斗)を庇って一時は消えたが、本体を安全な場所に保管してあるので直ぐに復活し得た。
しかるに、着るべき服を間違えて仙人(竹中直人)の扮装で姿を現してしまい、天空寺タケル、深海マコト(山本涼介)、アラン、月村アカリ(大沢ひかる)、御成(柳喬之)、シブヤ(溝口琢矢)、ナリタ(勧修寺玲旺)、深海カノン(工藤美桜)を驚愕させた。焦り慌てたユルセン(声=悠木碧)に指摘されて漸く気付いた仙人イーディスは、意を決して真実を明かした。
重要な新事実として、イーディスは一時は理想世界の実現に挫折していたが、天空寺龍(西村和彦)と遭遇し、戦って敗れたことで人間の可能性を信じるようになり、共闘し始めたということがある。
ゆえに今回、天空寺タケルがアデルとの一騎打ちに勝利を収め、敗北したアデルに握手を求めたのを見たとき、イーディスは昔の己と同じようにアデルが天空寺タケルを受け容れ、理想世界の実現のために共に闘い始めるのではないかと期待した。ところが、残念ながらアデルにはそのような志はなかった。「完璧な世界」なんか創っても無駄であると考えるに至り、むしろ自身が「世界になる」ことを期して自ら眼魂を破壊して消えた。