馬車を操り猛牛を手懐けるKコマー/あっけら艦における船長の最後退船義務/少年漫画ヒーロー風ケータとキュウビ&オロチ&エンマ大王

ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」公式チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で配信された第百三十八話を視聴。
コマリーヒルズ青春白書第六回。ケータとウィスパーの話が二つ。驚くべきことに今回はジバニャンの出番が全くなかった。その代わり、凄い妖怪たちが召喚された。
コマリーヒルズ青春白書。
KKブラザーズのKコマー&Kジーロの兄弟は今回、ブレンダからの提案に従い、ブレンダをドライヴに誘った。もちろんJD=ジンメンドッグがそこへ割り込もうとしたが、今回のKコマーは一味違った。馬車を巧みに操り、牧場では猛牛を軽く手懐けてみせた。普段はKコマーの奇想天外な行動になぜか魅了されるブレンダこそ「どうかしている」状態だったが、今回のKコマーは文句なく「どうかしている」程の格好よさだった。
妖怪あっけら艦の事件。
あっけら艦の中には大勢の船員がいて、船長がいた。あっけら艦は難攻不落で、ケータの攻撃は効かなかったが、ケータと遭遇したフミカの魅力が、あっけら艦をあっけなく沈めた。船長は他の船員を全て逃して、一人、最後まで船に留まった。
妖怪ガチン小僧の事件。
ケータ、クマ、カンチ、フミカがいる五年二組は、音楽の授業で「ゲラゲラポーのうた」を歌っていた。指揮者をつとめていたのは日影真生(マオ)。クマの後ろには木村守(マモル)。
フミカが五年二組の男子全員に対して「ちょっと!男子!」と怒鳴り、「ガチ」で闘い、歌い、食べることを要求し続けていたのは、ガチン小僧に憑かれていたから。
そしてガチン小僧はケータに対し、「ガチの無制限一本勝負」を挑んだ。ケータは嫌がったが、ガチン小僧は執拗に挑み続け、ついにケータも「ガチ」で戦うことを決意。
急に少年漫画のヒーローのようなイケメン顔に変貌したケータが最初に召喚したのは、「紅蓮の炎を操り、九つの尾を持つ金色の獣よ!我が呼びかけに応え、その姿を表せ!出でよ!キュウビ」。そして「数多の龍を束ねし、気高き龍王よ!古の盟約に従い、我が敵を滅ぼせ!出でよ!オロチ」。
これはガチン小僧を大いに狼狽させた。なぜならガチン小僧が予想し期待していたのは、「赤い猫」=ジバニャンの召喚だったから。「あれ?なんか何時もと違くない?」「召喚って、こんなのだったっけ?何時もはもっと楽しそうだったよね?ね?」「何時もはそんなの呼ばないよね?最初は赤い猫呼んで、百烈肉球!とか、そんな感じじゃない?」というガチン小僧の反応が哀れだった。
しかるに、キュウビとオロチだけでも充分に恐ろしく強力であるのに、二枚目ケータはさらに、ロボニャンF型、なまはげ、万尾獅子、ブシニャンをも召喚。ガチン小僧に対して「ガチ」の、情け容赦ない攻撃を連発した。
そして最後。ケータの友達妖怪の中で最強であるだけではなく、あらゆる妖怪の中で最強の、至高の存在、エンマ大王をも召喚した。このエンマ大王の召喚は、実のところ、映画「妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!」におけるエンマ大王の召喚よりも一段と格好よくなっていたように見えた。
それにしても、「コマリーヒルズ青春白書」におけるKコマーとKジーロ、「妖怪あっけら艦」におけるフミカ、そして「妖怪ガチン小僧」におけるフミカとガチン小僧の全員を遠藤綾が演じていたのが凄い。