映画ハイ☆スピード!公式設定集の岩鳶町マップ

京都アニメーション商品開発部の京アニショップ!から荷物が届いた。届いたのは、『映画ハイ☆スピード! -Free! Starting Days- 公式設定集 Official Design Works』と、「映画ハイ☆スピード!デカ缶バッジ」のA、B、C、「映画ハイ☆スピード!缶バッジセット 夏也&尚」、「Free!-Eternal Summer-缶バッジセット IWATOBI KIDS」、「Free!-Eternal Summer-2ポケットクリアファイル IWATOBI」、「イラストレーションワークスvol.1」。
待望の『映画ハイ☆スピード! -Free! Starting Days- 公式設定集 Official Design Works』は、「キャラクター設定」、「小物設定」、「背景」の資料を多数掲載しただけの書籍だが、極めて面白い。
特に面白いのは「背景」で、その冒頭に掲げられている「岩鳶町マップ(美術設定)」(46頁)を眺めれば、物語の世界を身近に感じることができる。
気になるのは、あの工事現場の看板が置かれていた岐路はどの辺にあるのか?ということで、推測するに、岩鳶中学校の近くを流れる川の辺から海岸へ向けて北上する道路の、海岸の近くへ出る手前の辺だろうか。なぜなら学校からの帰途、七瀬遙と橘真琴はそこで椎名旭と桐嶋郁弥と分かれるが、そこは街の中であって海岸の近くではなく、しかも山へ向けて登り坂になっているから。
この地図で凄いのは、「高校最寄りの駅」として「岩鳶駅」が記されているが、この駅から高等学校までは2km位あり、最寄と云うには余りにも距離があること。岩鳶駅と次の駅との間の中間地点に高等学校があるが、よく見れば確かに、微妙に岩鳶駅の方が高等学校には近い。岩鳶駅から西の方へ行けば「都会」があり、葉月渚はそこに住んでいるらしい。あの立派な町立図書館もそこにあるのだろうか。
七瀬遙と橘真琴の家から岩鳶中学校までは3km位だろうか。車の交通量は少なく、信号も少なそうであるから、三十分間位あれば通学できるのかもしれない。しかし注目すべき点は、コンヴィニエンス店も、中学校の手前にある街にしかないらしいこと。七瀬遙は夕食の鯖の缶詰とレトルト御飯を買うために約一時間かけて往復したのだろうか?と考えると、かわいそうになってくる。しかもその直後、今度は橘真琴に腕を引かれて、空腹のまま、さらに遠くにある岩鳶スイミングクラブまで駆けなければならなかったのだ。