聲の形を十一回目/特典フィルムは小学生時代の西宮硝子

早朝から仕事。終わったあと別の仕事。夕方には疲れていて眠かった反面、解放感もあったので、四日振りにシネマサンシャイン衣山へ。入場券を買って良い席を指定したあと近くのトンカツ店で夕食。
時間の余裕があったので「君の名は。」のネームステッカー印刷機で立花瀧のネームステッカーをまたしても作成。一行目に「君の名は。」、二行目に「立花瀧」と入れた。前回の印刷時には「君の名は。」の「。」をどのようにして打ち込めばよいのか瞬時に判らなかったので仕方なく「君の名は」としか打ち込めなかったが、今回、「まる」と打ち込んで漢字変換を試したところ無事「。」を出すことを得た。
無事印刷したあと、売店でホット珈琲を買い、入場者特典のフィルムを受け取って、八時十五分から映画「聲の形」を鑑賞(十一回目)。入場者特典の35mmフィルムを上映前に開封して確認したところ、多分、小学生時代、石田将也がいた学級に転入してきた西宮硝子が筆談用ノートで自己紹介を始めた場面だろう。これも実に価値がある。入場者特典のフィルムを頂戴するのは二度目だが、何れも西宮硝子を映している。
この物語は石田将也の物語であり、石田将也と西宮硝子の物語ではあるが、植野直花の物語として観ることもできる。植野直花の、石田将也に対する五年間もの(そして今後も報われそうにはない)片想いの物語であり、ゆえに転入の瞬間から石田将也の特別な好奇心を惹いてしまった西宮硝子に対する嫉妬と憎悪の物語でもある。植野直花は意地悪な人だが、魅力も具えていて、石田将也、西宮硝子、西宮結絃の健気な魅力とは別の良さがある。フィルムに映る自己紹介の西宮硝子を見てそのようなことを思った。
今宵も大きめのスクリーン、多めの席のある上映室は、レイトショーであるにもかかわらず賑わった。そういえば入場前に売店を眺めていて驚かされたのは、「聲の形」のパンフレットが売り切れていたこと。この映画館では珍しい事態ではなかろうか。『映画「聲の形」公式設定集』も売り切れていた。
帰宅後、米国大統領選挙が予想通りの結果に終わったことを知った。