君の名は。小説三冊

角川スニーカー文庫で刊行されている加納新太の小説『君の名は。Another Side:Earthbound』を、暫し中断していて少々長引いたが、漸く読み終えた。糸守町長宮水俊樹の過去を明らかにした第四話には驚嘆し、特に、亡き宮水二葉が不在にかかわらず放ち続けた存在感には圧倒された。
角川文庫で刊行されている新海誠の小説『小説 君の名は。』は今月三日に読み終えていた。角川つばさ文庫で刊行されている新海誠の小説『君の名は。』は、今、いくつかの箇所について比較照合してみるに、どうやら角川文庫版と同じ内容であると見られるので、既に読み終えているに等しい。
角川文庫版と角川つばさ文庫版の違いは、後者では漢字にルビを付して読み易くしていること、前者が挿絵を伴わないのに対して後者は「ちーこ」による漫画風の挿絵を伴うことにある。なお、角川スニーカー文庫君の名は。Another Side:Earthbound』は、映画でキャラクターデザインを手がけた田中将賀による表紙絵(カバーイラスト)とともに、朝日川日和による挿絵(口絵/本文イラスト)を伴っている。