コマさんコマじろう奈良旅行/柿食えば鐘が鳴る/マルさんカクさん/孤独のグルメ顔ケータのヴァレンタイン論

ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」公式チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で配信された第百五十七話を視聴。
コマさんの話が一つ。イナホとUSAピョンの話が一つケータとウィスパーの話が一つ。今回はジバニャンの出番がなかったが、イナホの話にブシニャンが登場した。
一。
コマさんコマじろうの日本全国「もんげー!」旅(第六回)。IN奈良。
東大寺大仏殿前からの開始。
矢良瀬古里無編著『全国ビックリツアーガイドブック』には「一口食べればそこは天国!伝説のうますぎる鹿せんべいが存在した!」の記述あり、奈良に来てそれを食べないなら馬鹿であるとまで云われるそれを求める旅。「春日権現験記」にも登場する鹿の大群に見舞われたあと、奇妙な一頭の鹿に導かれて奈良の名所を巡り、伝説の鹿煎餅を探し求めた。
法隆寺では正岡子規句「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」を想起し、案内役の奇妙な一頭の鹿が運んできた柿を食えば本当に鐘が鳴り、食えば鳴り、食えば食う度に鐘が何度でも鳴るという謎の現象に遭遇。「柿食えば」と「鐘が鳴る」の間に因果関係を読み取ってそのまま実現してしまうという不条理。鐘を鳴らしていたのは当の案内役の奇妙な一頭の鹿だった。
結局、「伝説のうますぎる鹿せんべい」の正体は妖怪ばか頭巾が配る謎の煎餅だった。食べないなら馬鹿であるのではなく、食べると馬鹿になるというのが真相で、案内役の奇妙な一頭の鹿もそれを食べていたらしい。
次回の行先は沖縄。何だか全国巡回しないまま終わりそうな予感。
二。
イナウサ妖怪ミステリーファイル(第三回)。ポルターガイスト編。
USAから来たFBY捜査官マルダー&カクリーがイナホの家を訪ねてポルターガイストについて何か見解を持ち合わせてはいないかを尋ねた。マルダーが現象そのものについて説明する際、画面に映っていたのはケータの部屋。しかし確かに、妖怪ウォッチを持たない者がケータの部屋を覗いたなら、色々な物体が宙を動き回っている不可解な状態にあると見えることだろう。
イナホはマルダー&カクリーを「マルさんとカクさん」と呼び、これに苛立つカクリーは「カクリーとマルよ」と訂正した。さり気なく自身の名のみ訂正し、マルダーについては訂正しなかった。
三。
バレンタイン・ドキドキチョコパーティ事件。
ケータが「孤独のグルメ」顔で、近年のヴァレンタイン日におけるチョコレイト贈答の多様化について解説し、来年以降の新傾向についても予測。
例年、ケータはヴァレンタイン日に酷い目に遭わされてきたが、今年のケータはクマ、カンチ、ダニエル・アンダーソン、木村守、加藤考一と一緒に、フミカ率いる女子連のヴァレンタイン友チョコパーティーに招待された。これに出席するため留学先のUSAから一時帰国してきたクマ妹のベア美にメリケン妖怪レインボーンも憑いてきていたことを除けば何時になく幸福感に満ちた事件だった。
木村マモルはチョコレイトをもらって「ありがとう」、ダニエル・アンダーソンは「おおきに」の一言を発した。わずか一言のために声優に出てきてもらうとは「妖怪ウォッチ」には珍しく贅沢…と思われたが、ダニエルの声は林サト子の声とも同じ、中島紀香の声とも同じであるのか(ダニエルの声は相川奈都姫、マモルの声は浅利遼太)。
レインボーン発見の直前、「御菓子の不味さまで妖怪の所為にされても」と反論していたウィスパーは、ケータが「いた!」と叫んだのを聴いて、「やはりわたしの睨んだ通り!」と反応。これは意外に珍しい反応。
そして最後、ベア美は旅行鞄に余裕があることを男子連に告げた。ばか頭巾が林家木久扇で、ベア美が林家こん平