文化庁メディア芸術祭で大賞が君の名は。&優秀賞筆頭が聲の形

文化庁は第二十回文化庁メディア芸術祭賞の決定を公表した。
アニメーション部門の大賞を受賞したのは、新海誠監督&コミックスウェーブ・フィルム制作「君の名は。」で、優秀賞を受賞した四作品中の筆頭は、山田尚子監督&京都アニメーション制作「聲の形」。
しかし「聲の形」について高橋良輔が執筆した「贈賞理由」は熱気に満ちている。多分、大賞との間は僅差だったのではなかろうか。「プロデューサーをはじめとするスタッフ全員が取り組んだのは難しいものをいっぱいに抱えた素材であり、それへのチャレンジであった。大いなる勇気を感じる。原作マンガから、映画という表現に歩み出すとき、この作品には誰でもが努力を要するであろうと考えざるをえない2つの要件があったはずだ。それは"動き"と"音"―ここが見事であった! よくやったなあ! と心からスタッフを讃えたいと思う。」という言は、実際に作品を鑑賞した者であれば完全に納得できる的確な評価であり、同時に、京都アニメーション山田尚子監督に対する最高の称賛でもある。「聲の形」と「君の名は。」の両作品がメディア芸術作品として健全に正しく評価されたことは、実に目出度い。
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/2017031601.html」。
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2017031601_besshi01.pdf」。