旅行記二/相国寺承天閣美術館伊藤若冲展/宇治平等院/京アニショップ!実地店舗

旅行記二。
朝八時の少し前にホテルの二階にあるレストランで朝食。鰊蕎麦を中心にあっさり和食だけにしようと思っていたのに、カレーにも心惹かれ、やや食べ過ぎた。午前十時頃に外出。地下鉄を今出川駅で降りて、十一時前、相国寺へ。
相国寺承天閣美術館伊藤若冲展(後期展)を鑑賞。相国寺伊藤若冲所縁の寺であるから、承天閣美術館コレクションは金閣寺鹿苑寺)の障壁画のような大いに由緒ある名品中の名品を数多く伝える。しかし反面、どうやら最近になって新たに収蔵した作品もあるようで、展示されている作品群の全てが由緒ある作であるわけではないらしい。果たしてその辺に気付き得るかどうか、実は鑑賞者の眼力が試されるとも云える。
昼十二時二十分頃に相国寺を出て、今出川御門から京都御苑へ。禁裏(京都御所)が公開されているなら見学しようかと思ったが、生憎、本日は公開されていなかった。広大な禁裏の西側を北から南へ歩き、紫宸殿の南側にあるベンチで休憩。持参してきたクリームパンで軽い昼食。丸太町駅へ行き、丹波南駅、中書島駅を経て京阪の宇治駅で降車。
宇治橋を渡り、宇治茶の香が心地よく漂う平等院表参道を歩いて、二時七分、平等院へ到着。藤の花が微風になびく様子を眺め、鳳凰堂の壮麗な様子を望み、鳳翔館(平等院ミュージアム)で鳳凰像や雲中供養菩薩像を鑑賞し、鳳凰堂の周囲を一周。藤の花を眺めてから門を出た。表参道で宇治茶の香に包まれていると、喫茶して休憩したい気分になってくるが、時間の余裕がなかったので宇治抹茶ソフトクリームで我慢した。
京阪の宇治駅から木幡駅へ。駅の直ぐ近くにある京都アニメーション京アニショップ!実地店舗に着いたのは三時二十六分。閉店時間が四時であるから余裕がない状態。急ぎ入店してみれば狭い店内には複数の客でにぎわっていた。同じ電車を降りた少年たちも京アニショップの客だったようで、さらに混雑。どんどん客が入って何だか凄まじい混雑になっていた。しかも意外にも男子客だらけ。店内の大半を占めるのは「ハイ☆スピード!」と「Free!」のグッズだが、今日の大勢の客の目当ては大体「響け!ユーフォニアム」だったろうか。そんな中で一人、「ハイ☆スピード!」グッズを吟味して選んだ。
購入したのは、「ハイ☆スピード!」の橘真琴バースデイのクリアファイル二種を各二枚、桐嶋郁弥バースデイのクリアファイル一枚、アクリルチャームセットの七瀬遙、橘真琴、椎名旭、桐嶋郁弥を各一組、ラバーストラップセット(桜花を背にした七瀬遙、橘真琴、椎名旭、桐嶋郁弥、芹沢尚、桐嶋夏也)一組、コースターアクリルチャームの七瀬遙、橘真琴、椎名旭、桐嶋郁弥、芹沢尚、桐嶋夏也を各一個、アクリルチャームコレクション(ランダム封入)二個、『映画ハイ☆スピード!Free! Starting Days― クリエイターズメッセージブック』を一冊(保存用として)。何れも「ハイ☆スピード!」のグッズであって「Free!」のグッズではない。さらに、「氷菓」の缶バッジを四個(折木奉太郎千反田える福部里志伊原摩耶花)。二万六千百五十六円の買い物。映画のチラシも二枚。
満足して、木幡駅から六地蔵駅へ。京阪の六地蔵駅には「響け!ユーフォニアム」の大きな看板。所謂「聖地巡礼」の聖地であるのか。そういえば昨夜、MOVIX京都のロビーでは「響け!ユーフォニアム」劇場版の予告が上映されていた。京阪の六地蔵駅からJRの六地蔵駅へ乗り換えたが、二つの六地蔵駅の間が遠かった上に、もう一つ、地下鉄の六地蔵駅もあって、間違えてそこへ行ってしまい、慌てて引き返してJR六地蔵駅へ急いだ。地下鉄でもJRでも京都駅には帰れるが、前者では遠く、後者では近い。
夕方五時頃にホテルへ帰着。暫し寛いだあと、再び外出。アヴァンティの二階にある「アニメイトアヴァンティ京都店と「らしんばんアヴァンティ京都店を見物。どこに行っても「マギ」のグッズは見当たらない。結局、「SAO」のカンバッジストラップのキリトAを一個、デカキーホルダーのキリトを一個、「SAOオーディナル・スケール」のデカキーホルダーぷにキャラのキリトを一個、デカキーホルダーデフォルメVer.のキリトを一個を購入。さらに「SAO」のPUTITTO(所謂「コップのフチ」)二箱を購入(これをホテル帰着後に開封したところ、シリカとクラインだった。案外、最初の二箱にキリトとアスナが並んでいたのだろうか)。
アヴァンティのレストラン街にある一軒に入り、ステーキ・カレーで夕食。カレーの辛さとステーキの甘さが和して程よかった。昨日から今日にかけて購入した多量のグッズを確認して整理し直しただけでも一仕事で、これをどのようにして荷物に納めようかを思案しているが、なかなか難しい。宿泊室内のテレヴィを点ければ「スタミュ」を放映している。