GODZILLA怪獣惑星&妖怪ウォッチ-シャドウサイド鬼王の復活を鑑賞

 休日。午後に外出。四時半頃にシネマサンシャイン衣山へ到着。予約しておいた券二枚を自動券売機で発券し、パンフレット各一冊を買い、ホット抹茶オレを買って入場。
 夕方五時から「GODZILLA 怪獣惑星」を鑑賞。
 敗戦と災害の隠喩とも云われるゴジラをこのように変奏するとは流石、虚淵玄ということだろうか。続編は来年五月公開されるらしい。
 入場時には来場者特典を頂戴した(帰宅後に開封してみれば、全十一色中の黄色のゴジラ人形が入っていた)。この特典の配布は、「ドラえもん」映画で全来場者にドラえもん人形が配布されるのを想起させる。実際、日曜日の今日、小さな子どもたちを連れてきた客もいたが、生憎、映画の中身はどう考えても子どもには理解し辛かったろう。当の子どもは早くに飽きて退屈して最初から最後まで常に疑問や文句を語り続けていた。しかもその親も前の席を蹴り続けていて、むしろ親の方が鬱陶しかった。
 観終えて暫し休憩したのち、ホット緑茶を買い、入場。
 夕方六時五十五分から「映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活」を鑑賞。
 中盤、ゲゲゲの鬼太郎(CV:野沢雅子)登場の場になぜか涙が出た。全妖怪の力を結集するのは映画第一弾のケータ、ジバニャン、ケイゾウ、フユニャンの戦いの再来とも云えた。こういう話を観たかったのであると再認識した。
 しかし反面、強くはない妖怪たち皆が力を合わせた第一弾とは違い、最強の妖怪たちがさらに強い力を求め続ける今回の展開には、共感や達成感が乏しかったろうとも思われた。いかなる妖怪をも圧倒するはずだったエンマ大王が、もはや最強ではなくなったことを、どう受け止めればよいのだろうか。キャラクターデザインや声優を変える必要があったのかも判らない。
 ともあれ、一年前の実写化のような酷い迷走を止めたのは良かったとも思った。次回作の決定を明言する映像はなかったが、ジバニャンと鬼太郎と鬼太ニャンが一緒に踊った「ゲ、ゲ、ゲゲゲラポー」(「ようかい体操第一ゲゲゲの鬼太郎Ver.」)のあとのアレは事実上、来年の予告だろうか。
 なお、毎回この映画では来場者特典を中学生以下にしか配布しない。今回も同じ。しかし今や「ドラえもん」程には集客力を持たないかもしれない中で、そのような出し惜しみをすることに何の意味があるのだろうか。
 観終えたあと、速やかに帰ろうかとも思ったが、その前に夕食を摂ることにした。このところ粗食や菜食を旨としてきたが、久し振りに衣山の唐揚店へ。昨年の秋、特に「聲の形」上映期間の末期には毎晩のようにここへ来ていた。大体、仕事のあと「君の名は。」を観て、ここで夕食を摂ってからレイトショーで「聲の形」を観て帰宅していた。想い出して懐かしんだ。衣山駅から松山市駅へ行き、銀天街から松山中央郵便局へ行き、不在時配達の郵便物を受け取って、大街道駅から道後温泉駅まで戻った。