台風一過の障子の明るさ/堀越耕平著ヒロアカ第十九巻/緑谷出久と青山優雅/上鳴電気と耳郎響香と爆豪勝己/ヒロアカにおけるカメラを止めるな!

 台風一過。今朝、障子から差し込んでくる光が暖かそうに見えたのに加え、室内の温度も高かったので、夏の暑さをやや取り戻す一日になるに相違ないと思い込み、半袖のシャツで家を出てみれば意外に寒かった。もはや夏は去ったらしい。
 Youtubeで何となく声優の発言を聴くに、畠中祐は、マンション高層階に居住する富裕層を「ルネッサンス」と形容し、無農薬栽培の野菜を生で食べてポルシェに乗って超短パンをはく男子として思い浮かべるのか。実に想像力豊か。
 ところで。
 堀越耕平著『僕のヒーローアカデミア』第十九巻。
 緑谷出久は奇行の貴公子とも云うべき青山優雅とも友情を育んだ。緑谷出久とは何の接点もなさそうな青山優雅は、実際、今までは大して接点もなかったが、実は青山優雅の側は密かに緑谷出久の個性における一つの特徴を見抜き、親近感を覚えながら心配していた。ゆえに励まそうと思っていたが、その行動が奇行になってしまっただけだった。
 やがて文化祭の季節。上鳴電気は耳郎響香や爆豪勝己の特技を見出して盛り立てた。実に良い奴。上鳴電気にしても青山優雅にしても、この学級の人々は他の人々の良い面を良く見て、引き立てようとさえもしてくれる熱さを具えている。
 そして文化祭の当日の朝。文化祭荒らしを企てるyoutuberのヴィラン、ジェントル・クリミナルは、その悪事を見破って阻止しようとした緑谷出久に勝負を挑みながら、撮影班の少女ラブラバに対して云った。「カメラを止めるな!」と。(本当にその通り云っている。)