氷菓第二十二話における夕暮れ時の闇と清流と桜花の豊かさ深さ

 明日までに提出すべき長文を今日の夕方には一応書き上げて安心した。
 疲弊し切った心身に優しいアニメは「氷菓」。
 それで今宵もニコニコ動画dアニメストアで「氷菓」を何話か一気に観て最終回の第二十二話を久し振りに鑑賞。
 あの昼間の幻想の行列の場も今の京アニのCG技術があればさらに華麗に荘厳になるのかもしれないと思わなくもないが、それにしても、最後の夕暮れ時の桜色の闇、大和絵風の清流、そして桜花の舞い散る風景の表現には、技術を超えた情感の豊かさ、趣の深さがあり、何度観ても圧倒される。絵コンテ演出をも手がけた武本康弘監督が真の表現者であることを確信させられる。