改元後の初の映画鑑賞のため下北沢トリウッド新海誠監督特集2019へ/秒速5センチメートル&星を追う子ども&言の葉の庭&君の名は。/金龍山浅草寺で改元後初詣/さらざんまい第四皿

 連休五日目。令和元年への改元後二日目。旅行記一。
 朝、MHK「まんぷく総集編」の菅田将暉を視ながら怠惰に過ごしていたが、昼前に大急ぎ外出。新幹線が普段以上に混雑していた中で何とか座席を確保。急遽、京都から下北沢へ向かった。令和元年への改元後、最初の映画鑑賞を下北沢トリウッドにおける「新海誠監督特集2019」で遂げるため。今日のトリウッドに空席があるかどうか判らない中、無謀な行動だろうか?という不安もあったが、東京に行くだけ行けば何とでもなると思い、もしトリウッドに席を確保できた場合には今日中に京都へ帰ることはできなくなると予想されたので、新幹線中の車中でホテルも予約。昼食も新幹線の車中で。品川駅で降車して渋谷駅を経て下北沢駅へ。
 下北沢トリウッドに到着したとき昼二時十分頃。思いのほか早く着いたので「秒速5センチメートル」にも間に合うと判明。この大連休の後半の「新海誠監督特集2019」では、11:50から「ほしのこえ」+「彼女と彼女の猫」(二本続けて上映)、12:40から「雲のむこう、約束の場所」、14:30から「秒速5センチメートル」、15:50から「星を追う子ども」、18:00から「言の葉の庭」、19:00から「君の名は。」と設定されていた中、「秒速」までは幸いにも四月七日に鑑賞できていたので今日は「星を追う子ども」に間に合えば充分だろうと思っていたが、思いのほか早く着いて実に幸運だった。早速、「秒速」以降四作品の券を買い、館内に待機して、間もなく入場。
 こうして、令和元年への改元後、最初の映画鑑賞は下北沢トリウッドにおける新海誠監督作品「秒速5センチメートル」になった。
 名作中の名作から始めることができて極めて縁起が良い。実に良かった。
 続けて改元後の二作目は新海誠監督作品「星を追う子ども」。
 名作「秒速5センチメートル」と名作「言の葉の庭」に挟まれた異色作ではあるが、新海誠監督の表現と世界観を広げ、のちの「君の名は。」に繋がってゆく画と言葉と意味と演出を豊富に蔵した重要作品でもある。新海誠監督作品では馴染みの声優、入野自由井上和彦が戦うのも見所をなしている。
 改元後の三作目は新海誠監督作品「言の葉の庭」。
 万葉集の美を描いて、令和元年に相応しい。風景の奥行と彩り、輝き、迫真性、そしてそれと人物との調和において最高水準に達した実に最高傑作。しかも調理の描写に磨きがかかってきている。主演は入野自由花澤香菜。上映前には「天気の子」予報があった。この映画館では現時点では「天気の子」上映の予定はないらしいが、それでも応援の意を込めて予報を上映しているのだろう。そこも良い。
 改元後の四作目は新海誠監督作品中でも待望の大作「君の名は。」劇場鑑賞(通算)二十八回目。
 短時間に簡潔に濃密に完成された「秒速5センチメートル」と「言の葉の庭」は真の傑作だが、この「君の名は。」には完成度をも超越した力がある。ここでも上映前に「天気の子」予報の上映があった。
 なお、「言の葉の庭」と「君の名は。」では音声に障害が発生し、前者では前半まで終えたところで中断し、調整後に最初から上映し直し、後者でも序盤(確か、糸守高校の美術の授業の辺?)で中断して最初から上映し直した結果、上映時間が長引いてしまった。しかし、おかげで存分に鑑賞できて贅沢な時間を過ごし得たと云える。
 もともと予定通りのプログラムだったとしても今宵は京都へ帰れないことは自明だったのでホテルを予約しておいた。下北沢から渋谷を経て浅草へ。浅草駅と隅田川に近いホテルに着いたのは十一時の少し前。幸い、一階の食堂の無料サーヴィス夜鳴ソバの影響時間に間に合った。これで夕食を済ませた。iPhone充電中、窓の外を見れば東京スカイツリーがよく見えた。
 Twitterを見れば、小林裕介が「賢者の孫」の宣伝に努めていたので、そのツイートに誘われるままテレヴィを点ければ丁度TOKYOMXで「賢者の孫」放送中だった。小林裕介は「リゼロ」のスバルや「ツルネ」菅原千一のような変な奴を得意としているが、やはり本来その声は殿下と称呼される程の高貴な美少年にもよく似合う。
 浅草は今や「さらざんまい」の聖地。コンヴィニエンス店へ行く序でに散策に及んでみようか?と思い、外出。先ずは雷門をくぐり、浅草寺へ参詣。これが令和元年への改元後、初詣ということになるのか。参拝後、仲見世を戻り、雷門通を散策してみれば、「すしざんまい」の店頭に「さらざんまい」&「すしざんまい」コラボレーションの幟のようなものが掲示されていた。
 ホテルへ戻り、夜十二時五十五分からフジテレビで「さらざんまい」第四皿を視聴。
 久慈悠(CV:内山昂輝)と兄の久慈誓(CV:津田健次郎)の意外な過去。かなりハードボイルドだった。
 他方、矢逆一稀(CV:村瀬歩)は弟の矢逆春河(CV:釘宮理恵)への意外な想いを明かした。陣内燕太(CV:堀江瞬)も知らなかったその真相が解かれるのは次週だろうか。