近藤真彦

フジテレビ系「僕らの音楽2」に芸能生活二十五周年の近藤真彦が出演。先週発売の週刊誌「TVガイド」二月十日号の表紙を飾ったのも近藤真彦だったが、同誌に載るKAT-TUN特集記事において、ジャニーズにおける彼の後輩アイドル、KAT-TUNのTこと田口淳之介は「初めて参加したカウントダウンライブで思ったんだけど、やっぱり近藤真彦さん以上のスターっていないなって改めて思ったよ」と発言していた(p.16)。新曲「挑戦者」を歌うマッチこと近藤真彦が年齢に応じたアイドルの輝きを放っているのを見ると確かにその通りだと思える。東山紀之のような芸達者で完璧に過ぎる完璧主義者の現実離れした面白さとはまた別の、永遠に未完の若者(まさしく挑戦者!)とでも評したい魅力がある。また近藤真彦が「アンダルシアに憧れて」を歌うとき伴奏をつとめたのが特撮界の音楽家「よっちゃん」野村義男だったのがよい。