素直になれなくて第三話

フジテレビ系。ドラマ「素直になれなくて」第三話。
玉山鉄二(&渡辺えり)と中村優一の出番を残して他を殆ど削除する編集作業、完了なう(劇中のツイッター用語「なう」を真似してみた)。
ハルこと水野月子(上野樹里)の弟、水野シュウ(中村優一)は、姉が教師として働いている高等学校における生徒の一人、松島健太(阪本奨悟)から受け取った違法な薬物を、帰宅後に自室で開封して眺めて喜んでいた。
美青年リンダ(玉山鉄二)がナカジ(瑛太)に対して極めて優しくしていることに気付いたリンダのセクハラ上司(渡辺えり)は、アロマを焚いた室内でリンダに「わたしにも優しくしてえ」と迫ったが、生憎、またしてもリンダは性的に不能だった。このことは、この腹の出た中年女の心を傷付けたらしい(セクハラこそ相手を傷付けているというのに!)。それにしても、この盛りの付いたメス豚の、手の平の返し方の速さは凄まじかった。己の下半身の欲求を満足させてはくれなかった「役に立たない」この美青年を、翌日には早速、切り捨てることを表明したからだ。
年齢や体型や容姿を問わず、どんな女を相手にしても、どうしても性的に興奮できず機能を発揮できないで悩んでいたリンダは、医師に相談した結果、「ED」ではないか?と診断されていた。だが、これは必ずしも適切な結果にはなっていないと想像される。なぜなら彼は、異性に対して性的に興奮しないときがあるか?との医師からの問いに、「たまに」と回答していたからだ。しかるに吾等視聴者に与えられた劇中の情報だけで見る限り、彼が異性を相手に興奮できないのは「たまに」ではなく「毎回」であると思われる。これに関連して、両親から「見合い」を勧められたとき彼が何だか呆然としていたことも想起しておいてよいだろう。
そしてそれとは逆に、彼は同性ナカジの肌の香に触れたときには、何かしら云いようもない興奮を覚えていた。これに関連して、セクハラ上司から「わたしにも優しくしてえ」と迫られたとき彼がナカジの笑顔を想起して何とか己を奮起させようとしていたことも想起しておいてよい。