プロゴルファー花第五話

日本テレビ系「Super-stylish golf comedy プロゴルファー花」第五話。
醍醐一馬(石黒賢)の今週の決め台詞「月九気取りか?」は、昨年の夏に放送された月九ドラマ「ブザービート」への批判に他ならなかった。その批判の内容は極めて的確。放送当時の吾が感想文にも同じ意味のことを書いたものだ。余りにも説得力があったので、彼の発言に笑うだけではなく、深く感心し肯かざるを得なくもあった。
足の怪我は完治していたにもかかわらず未だ完治できず癒えていないかのように自ら思い込んでいた野宮花(加藤ローサ)が、丁度「アルプスの少女ハイジ」におけるクララのような状態だったとするなら、それを癒すべきハイジの役割を担うのは、爽やかな美青年プロゴルファーの今出川順(井上正大)以外になかった。花の妄想の中でハイジの扮装をさせられていた今出川の、顔の小ささ、というよりは体の大きさには驚嘆した。あんなにも美丈夫な感じのハイジのイメージを、今まで見たことも想像したこともなかった。
時代劇に出てくる悪い大名の如き風格さえも漂わせる勢いの高瀬リコ(片瀬那奈)は、花に対する今出川の愛の告白の場を目撃した瞬間、「何だと?」と云って悔しがりながら印度のナンを食っていた。