新番組=弱くても勝てます第一話

今宵からの新番組。「弱くても勝てます」第一話。
冒頭、行き成り所謂オボカタ問題の風刺。しかもそれが物語の発端。こんなことで大丈夫だろうか？と不安になったが、次々に変人たちが出てきて意外に面白かった。後半の野球の試合では一寸したドラマティクな転回もあったが、その契機も、小田原城徳高等学校の野球部OBの田茂青志（二宮和也）による堂東学院野球部監督の峠直介（川原和久）への八百長の申出という非道い話。こんなことで大丈夫か？と大いに不安になったが、そのあとには熱血の展開と見えなくもない展開があった。しかるにそれさえも、何時間かけても終わりそうもなかった一回表を辛うじて終わらせて一回裏に入るところまでたどり着いただけだったのだ。
これは意外に面白くなるかもしれない…とは思われた一話。
小田原城徳高等学校野球部の「救世主」と呼ばれながらも、実際には皆に救われて守られているだけの投手、赤岩公康（福士蒼汰）が、若者側の重要人物。野球部の中心をなすのは江波戸光輝（山崎賢人）と白尾剛（中島裕翔）だが、目立つのは目立ちたいだけの、吹奏楽部から流れてきた亀沢俊一（本郷奏多）。皆を見守るのは樽見柚子（有村架純）と母の樽見楓（薬師丸ひろ子）。主人公の宿敵の、堂東学院OBの谷内田健太郎（市川海老蔵）は毎週登場するのだろうか。