スモーキングガン第二話

夜十時からのテレヴィドラマ「SMOKING GUN-決定的証拠」。第二話。
今回の事件の犯人の犯行の動機は極めて荒唐無稽ではあったが、現実にも荒唐無稽な事件は少なくないし、当の犯人、「ゴッドタン」を自称するインターネット上のラーメン批評家(キャイーン天野ひろゆき)が他人を必ず不愉快な気分にさせる特異な才能の持主だったので、無茶な行動との間に違和感がなかった。配役の成功。
民間の科学捜査研究所を営んでいる千代田真紀(鈴木保奈美)が孤独な従業員=研究員たちのために盛大な料理を振る舞う週に一度の夕食会は、当の従業員たちには嫌がられていて、「ジャイアンリサイタル」とまで形容されているが、七人の幼い弟たちを養育している松井丈太朗(中山優馬)は料理の残りを大量に持ち帰っていた。持ち帰ることが許されているなら、「ジャイアンリサイタル」と呼んで嫌がる程のことでもないのではないのではないのか?とも思うが、問題は拘束時間の長さにあるのかもしれない。しかし仮にそうであるとなると、多量の料理を持ち帰っても、帰宅したときには既に七人の幼い弟たちは寝てしまってはいないだろうか。朝食にするのだろうか。