コマさんスポーツクラブ/颯爽と待ち構えるケータ/不用心サマーフェス

ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で最新の第七十六話の配信あり。
今回も「コマさんが行く」のあとは、ケータ大活躍の話が二つ。ウィスパーとジバニャンは常にケータと行動をともにしていた。次回からは「セカンドシーズン的な展開」になるのに伴い、この楽しい体制が今回で終わるというのは残念。
コマさんが行く第三回。
今回の対戦相手はサクラスポーツクラブの顔の怖いインストラクター、竜崎礼二。客を痩せさせるためには客を追い詰めることを辞さないという点でブリー隊長を想起させるが、ブリー隊長が客の身体を完全に制御して決して休ませないのに対し、竜崎礼二は脅迫して制御しようとしているだけで、実際には人間の心身を制御し得るはずもなく、客の意志を信頼しているに過ぎない(普通の人間であるから当然ではある)。
対するにコマさんは最も自由を愛する妖怪。今までの二回の対戦でも常に己の意に従って自由に振る舞い、特に前回の対戦では、いかなる客をも制御してきた頑固なラーメン店主の心を動かし、店のルールを変更させて自由を認めさせる勢いをも見せた。
ところで、コマさん&コマじろうの家では、普段はコマさんが朝食や夕食を拵えているような気がするが、出かけるときの弁当を拵えるのはコマじろうの役目だろうか。スポーツクラブへ出かけるコマさんに、コマじろうはオニギリを持たせていた。コマじろうは時々スポーツクラブへ通っていると語っていたが、そのときも自らオニギリを持参しているのだろうか。
妖怪爆音ならし事件。
近所迷惑で柄が悪いが、実は幼児のような顔をしている爆音ならし。柄の悪い奴には柄の悪い奴で応戦するという考えで、先ずはグレるりんを召喚したが、悪い奴同士で意気投合しただけで騒音の解決にはならなかった。そこでジバニャンが百烈肉球で攻撃したところ、爆音ならしのサングラスが外れかけたのに伴って不良の仮面がやや剥がれ、幼児のような本性が露呈しかけた。そこを決して見逃さなかったケータとウィスパーの鋭さ。ケータはヨコドリを召喚して、見事、爆音ならしを退治したが、ことに颯爽としていたのは、逃走する爆音ならしを先回りして待ち構えていたケータが、ウィスパーとジバニャンとヨコドリを従えて腕組みをしていた姿。
そこへ偶々合流してきたコマさん&コマじろう兄弟。爆音を鳴らさなければ生きてゆけない爆音ならしの生きる道として、コマさん&コマじろう兄弟には馴染み深い(ソレ田ソレ代の拠点の)あのクラブでDJをつとめることを提案した。名付けて「DJパラリラ」。
ぶようじんサマーフェス事件。
年に一度、ぶようじん坊が世界中から大集結するイヴェント「ぶようじんサマーフェス」。今年の会場は、ケータの通っている「さくら第一小学校」。ぶようじん坊の大群衆に学校中が占拠され、生徒も教師も皆が不用心になって失態を繰り返し続ける恐ろしい状態。
面白いことに、ぶようじん坊の大群衆の中には第三十話で友達になったあのぶようじん坊もいるはずであると気付いたケータが、そのぶようじん坊を妖怪ウォッチで召喚した。召喚して話を聞いたところ、そもそも今回の事態を生じたのは、このぶようじん坊だった。今年のサマーフェスの場所取り委員を委嘱された彼は、ケータの友達になった縁で、ケータの通う学校を会場に選んだのだった。
サマーフェスの最後を飾る花火が上がれば解散になる…と聞いたケータとウィスパーとジバニャンは、花火委員を探して学校中を歩き回ったが、ぶようじん坊の大群衆は皆が同じ姿形をしているので見分けがつかず、見付けられないまま、夕方、イヴェントのクライマックスを迎えた。
場所取り委員ぶようじん坊に招かれて壇上に上がったケータは、今年のサマーフェスのために会場を提供してくれた友達として紹介され、皆から感謝された。そして檀上から花火を見ることができた。
それにしても、ケータはパンツのファスナーに関して不用心であることが極めて多い。